山本選手は、今季のチーム初実戦となる紅白戦で、3回裏無死一塁の場面で実戦初スイングを放ち、左越えに2点本塁打を打ち上げた
この一撃は、昨季ゴールデングラブ賞やベストナインを受賞し、侍ジャパンの最終候補に選出されるなど、球界を代表する捕手としての地位を確立した彼にとって特別な意味を持つ一打となった
試合中、山本選手は森唯投手の直球を見逃さず、コンパクトなスイングで打ち返した
打球はライナーとなり、左翼フェンス上の防球ネットに直撃
これが今季のDeNAの「チーム1号」となり、彼自身の復活を印象づける瞬間でもあった
山本選手は、「多分誰も僕が打つと思ってなかったと思いますが、今日は風の手助けがあったので、次は本当に誰もが褒めてくれるようなホームランを打ちたい」と意気込みを語った
彼は昨年9月に右尺骨骨折の大怪我を負い、実際の試合出場は約5カ月ぶりであった
現在も右腕には約10センチのプレートが埋め込まれており、今季終了後に手術が必要だが、山本選手は言い訳はしない姿勢を見せている
また、当日は厳しい寒風が吹きつける中、山本選手は体重を昨年より7キロ増やした94キロにまで増やし、「長打力アップ」を目標に掲げる中でのこの成績は、非常に意義深いものと言える
さらに、三浦監督は山本選手の本塁打について「しっかり捉えていたので、風がなければ入らなかったかもしれない」と評価した
山本選手のこれまでの歩み
年 | 出来事 |
---|---|
2018年 | ドラフトで横浜DeNAに入団 |
2023年 | 東選手と最優秀バッテリー賞を受賞 |
2024年 | 3割近い打率でゴールデングラブ賞とベストナインに輝く |
激しい捕手争い
DeNAの捕手陣は、戸柱、松尾、伊藤などが名を連ね、選手間で厳しい競争が繰り広げられている特に戸柱選手は、昨季山本選手が負傷した際に活躍し、チームの日本一に貢献した
今年のプロ野球シーズンが始まり、DeNAの捕手山本選手の活躍が期待される。久しぶりの実戦でのホームランは彼にとって自信につながり、チームにとっても重要な存在であることを再確認させる結果となった。競争が激しい捕手の中で、どのように成長していくのか注目される。
キーワード解説
- ゴールデングラブ賞とは?
- ベストナインとは?
- 尺骨骨折とは?
- 長打力とは?