この練習では、捕手に対し立った状態で10球、座った状態で20球を投げ合計30球を投げました
柴田選手は投球後、「今日は7、8割ぐらいの力で投げた
まだ調整段階なので、まずまず良かったと感じています」と振り返りました
プロのマウンドでは、硬い土と傾斜があるため、高校時代とは異なる投球感覚を早く掴むことが大きなテーマとなります
投球ではストレートに加え、カーブ、スライダー、スプリットなどの変化球も混ぜました
見守った金子2軍投手コーチは、「ストレートは140キロを超えていたが、全力で投げていない中でこれだけ出れば十分
変化球もカーブでストライクを投げられ、スライダーもカーブとの違いがあり良い」とコメントしました
さらに同コーチは、柴田選手がファンやメディアの注目を受ける中でも冷静に投げ続けた姿に感心しており、「高卒ルーキーは初めての環境で緊張してうまく投げられないこともあるが、今日はそうしたことは見られなかった
自分のペースで投げられており、プロ選手として素晴らしいことだと感じた」と述べました
これからデビューへ向け、柴田選手の持つ高いポテンシャルと強いメンタルが大きな武器となることが期待されます
柴田選手のブルペンでの投球は、多くの注目を集める中で行われたものであり、その冷静さや適応力は今後の活躍を左右する重要な要素となります。特に、新しい環境においてメンタルの強さを見せたことは、プロ野球選手として喜ばしいことです。これからの成長が非常に楽しみです。
キーワード解説
- ドラフト1位とは?日本のプロ野球で、毎年新人選手を獲得するために行われる選手選択会議で、最初に指名される選手のことを指します。
- ブルペン投球とは?投手が試合前や練習で、実際の試合とは異なる環境で投げる練習のことです。捕手を座らせることで、実践的な投球感覚を養います。
- ストレートとは?投球の基本的な形で、思い切り強く投げることで、最も速い球を出すことを目指す球種です。
- 変化球とは?ストレート以外の球種を指し、カーブやスライダー、スプリットなど、ボールの軌道や速度が異なることで打者を打ち取るために使います。

