昨シーズン、レギュラーシーズンで3位から日本一に輝いた横浜DeNAベイスターズは、キャンプ地の沖縄・宜野湾で読売ジャイアンツとの対戦に臨む
この日の練習では、内野手の牧秀悟(26)がチーム全体で強化してきた守備と走塁の進展を実感した
三浦大輔監督(51)はさらなる成長を目指し、昨シーズンのリーグ王者である巨人との試合が絶好のテストになると話している
オープン戦初戦で対峙する巨人は、昨季ペナントレースでDeNAに対して8勝16敗1分けという結果を残しており、その結果からもDeNAにとって手ごわい相手と言えるだろう
今季は新戦力として甲斐とマルティネスが加わり、チーム力がさらに向上している
22日の試合では、開幕投手に決まった戸郷と甲斐のバッテリーが組まれ、オープン戦とはいえ重要な勝負の機会となる
牧はキャンプ期間中に取り組んできた早出での特守から汗を流し、全体練習を締めくくった
昨季、チームは12球団最多の96失策を記録しており、そのうちの18失策を牧が負担している
彼は足を使った捕球に対して手応えを感じているが、「実戦で生かさなければ意味がない」と強調した
若手選手に加え、オースティンや筒香といった実績ある選手も、柴田外野守備兼野手コーチの指導のもと、ベースランニングを鍛錬している
三浦監督は強化の成果について「まだまだ
完成ということはない」と述べ、継続の重要性を強調した
また、彼は「対ジャイアンツというよりも、トライしてきたことをどれだけ出せるか見たい」と話し、長いシーズンを成功に導くためには試合の積み重ねが大きな差を生むと考えている
バウアーの起用法について
データ分析に長けた三浦監督は、2季ぶりに復帰したバウアーの起用法についても言及した彼はバウアーがシーズン初めから中4日で登板する可能性もあるとしつつ、「決定はしていないが、様々なオプションを持っておくことで起用の幅が広がる」と説明した
バウアーは、2023年にはメジャーで慣れ親しんだ中4日で本領を発揮した実績があり、今月末に来日する予定で、3月29日の中日戦での先発に照準を合わせて調整を進めている
今回のオープン戦におけるDeNAと巨人の対戦は、両チームの実力を図る重要な試合となる。特に、守備の強化や走塁の機動力向上に力を入れてきたDeNAにとって、昨季のリベンジを果たす絶好の機会となるだろう。選手たちの意気込みや新たに加わった選手たちの活躍も期待したい。
キーワード解説
- オープン戦とは?プロ野球のシーズン前に行われる試合で、チームの選手評価や戦術確認の場として重要な意味を持つ。
- バッテリーとは?野球において捕手と投手のコンビを指し、試合の勝敗に大きな影響を与える重要な存在である。
- 守備力とは?野球のプレーで相手の打球を捕らえてアウトを取る能力を指し、試合の勝利に直結する要素となる。
- 機動力とは?野球において選手が素早く動き回る能力を示し、盗塁や守備における迅速なプレーに寄与する。

