この試合で特筆すべきは、ロッテのドラフト6位ルーキー立松選手が外野手としてプロデビューを果たした点です
立松選手は、日本生命で社会人野球を経験した後にプロ入りし、内野手登録ながら、捕手の練習を中心に行っていました
急きょ外野手として出場
試合は8回に差し込まれる形で、先輩選手の愛斗が死球を受けて交代立松選手は、その代走としてフィールドに入ることになりました
その後、守備に加わり右翼守備へと就きました
社会人時代の経験を活かして
立松選手は社会人野球時代に一度だけ外野を守った経験があり、さらにプロ入り前にはキャッチャーミットやファーストミット、内野用・外野用のグラブを用意していましたしかし、オープン戦前のキャンプでは外野用グラブを持参していなかったため、愛斗選手から借りて対応することになりました
試合中のハプニング
立松選手は、試合中に飛んできた浅野選手の打球を無難に捕球し、「ビックリしたっす話題性たっぷりっすね~」と笑顔でコメントしました
この突発的な出場は、開幕1軍へのアピールの一環ともなったのですが、立松選手自身は「(外野起用は)ないほうがいいですね」と正直な気持ちを漏らしました
監督の見解
吉井監督は、「今日は(外野手が)いなかったので仕方なしに起用した」と語り、立松選手を外野に配置した理由を説明しました監督は今後についても「シーズン中は雑な使い方はしない
まずはしっかりキャッチャーとしてやることが重要」と強調しました
今回の立松選手の外野手デビューは、急な状況下での対応でしたが、彼の経験が役立った場面と言えます。今後は捕手としての成長に重点を置くべきですが、その柔軟さが評価されることでしょう。
キーワード解説
- 外野手とは? 野球のポジションの一つで、内野の後ろに位置し、打球を捕る役割を担っています。
- 代走とは? 守備に出ている選手を交代し、その選手に対して走塁を専門に行う選手を投入することです。
- オープン戦とは? シーズン前に行われる試合で、チームの調整や選手の評価を目的としています。

