元広島左腕フランスアがメキシカンリーグのレッドデビルズに入団

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メキシカンリーグ(LMB)のメキシコシティー・レッドデビルズは、元広島カープの左腕投手、ヘロニモ・フランスアとの契約を24日(日本時間25日)に発表しました

フランスアはドミニカ共和国出身の投手で、2018年3月に広島と育成選手契約を結び、同年6月にはプロ初勝利を飾りました

彼は主にセットアッパーや抑えとして、22年までの5シーズンにわたりチームに貢献

NPB(日本プロ野球)では178試合に登板し、200.2回を投げ、防御率2.60という素晴らしい成績を残しました

なお、この間、14勝15敗、32セーブ、45ホールド、そして246奪三振を記録しています

フランスアはその後2023年からはMLB(メジャーリーグベースボール)ピッツバーグ・パイレーツ傘下でプレーしていました

レッドデビルズは彼の「パワフルで万能な腕がブルペンを強化する」と期待を寄せています

また、球団公式ツイッターでは、フランスアがNPB、LIDOM(ドミニカ共和国のウィンターリーグ)及び最近ではアメリカのマイナーリーグでの豊富な経験を持つことが冒頭に記されています

球界関係者からも注目されており、アジアのプロ野球選手のエージェント業務を行う『DTO Sports & Entertainment Co.』のエドウィン・ドミンゲス氏は「フランスア選手は2025年シーズンをメキシコでスタートし、日本に戻る機会を模索している」と日本語で情報を発信しました

レッドデビルズには他にも元楽天の安楽智大投手など、NPB経験者が多く在籍しており、昨シーズンまでトレバー・バウアー投手がプレーしていたことでも知られています

日本球界への復帰を目指すフランスア選手のLMBでの活躍には大きな期待が寄せられています

今回のフランスア選手の入団は、メキシカンリーグにおける日本人選手の流れの一環とも言えるでしょう。過去にも多くの選手がメキシコリーグを経て日本国内に戻る例があります。フランスア選手には期待がかかります。彼の頑張りが、日本球界への復帰の道を切り開くきっかけになるかもしれません。
キーワード解説

  • メキシカンリーグ(LMB)とは?メキシカンリーグはメキシコのプロ野球リーグであり、独自のシーズンとチームがあることから、多くの才能ある選手が集まる舞台として知られています。
  • セットアッパーとは?セットアッパーは、試合の中盤でリリーフとして登板し、試合を有利に進める役割を果たします。特に勝利の可能性が高まる時に重要です。
  • NPBとは?NPBは日本のプロ野球の名称で、日本全国の12チームが参加するリーグであり、高い競技レベルと人気を誇ります。
  • 防御率とは?防御率は投手がどれだけ安定して相手チームに得点を許さなかったかを示す指標で、数字が低いほど優れた投手とされます。
  • ホールドとは?ホールドは、試合の中でリリーフ投手が得点を許さず、試合を有利に導いた時に与えられる統計で、リリーフ投手の貢献度を示します。

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