中日ドラゴンズ、90周年を迎える2026年シーズンに向けバンテリンドームに新座席を設置予定

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 中日球団とナゴヤドーム株式会社は2025年2月27日、ドラゴンズが90周年を迎える2026年シーズン前に、バンテリンドームに新たな観客席「ホームランウイング(仮称)」と「アリーナシート(仮称)」を設置することを発表しました

これにより、観客により近い距離で試合を楽しんでもらおうという試みです

新設される座席の概要

 新しいホームランウイングは、左中間及び右中間の外野エリアに左右各約130席を設けることが予定されています

この設置に伴い、外野フェンスの高さが現在の4・8メートルから3・6メートルに変更されます

さらに、本塁から右中間と左中間までの距離も、現在の116メートルから110メートルに短縮される予定です

一方、両翼の距離100メートル、そして中堅122メートルに関しては変更はありません

アリーナシートの設定

 また、アリーナシートは既存の1・3塁フィールドシートから外野方向のファウルエリアに、新たに各50席を設置するとされています

これにより、観客はより臨場感のある観戦を楽しむことができるでしょう

販売方法や価格、具体的なイメージパースについては、2025年8月ごろに改めて発表される予定です

ホームラン数の減少問題

 中日ドラゴンズは、近年ホームラン数が減少しているという課題に直面しています

2017年には111本のホームランを記録しましたが、その後は7年連続で2桁のホームランにとどまっています

2022年には62本と、球団としても最低記録を更新しました

2023年には71本、2024年には68本と、依然として深刻な「ホームラン欠乏症」が続いています

今回のグラウンドサイズ変更が、ホームラン数の増加に寄与するか大いに注目されるところです

今後の展望
 なお、新しい座席数に関する計画は現段階のものであり、今後変更される可能性があります

中日ファンや観客にとって、バンテリンドームがより魅力的な観戦スポットに生まれ変わることが期待されます

今回の発表は、中日ドラゴンズのファンにとって嬉しいニュースです。新しい座席を設けることで、観客との距離が近くなり、より臨場感のある試合観戦ができることが期待されます。また、ホームラン数の減少が問題視されている中で、グラウンドサイズ変更がどのように影響を与えるのかも注目です。
キーワード解説

  • ホームランウイングとは?外野に新設される座席で、左中間と右中間に各約130席を配置する予定です。
  • アリーナシートとは?既設のフィールドシートからさらに外野方向に設置される新たな座席で、各50席が追加される予定です。
  • ホームラン不足とは?近年、中日ドラゴンズが記録したホームラン数の減少を指します。過去数年で特に顕著な問題となっていることを示します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。