プロ野球の長い歴史の中では、「もしあの選手がメジャーに挑戦していれば、どれほどの成績を残していただろうか」といった思いが募る選手も少なくありません
今回は、読売ジャイアンツの歴史に名を刻む選手で、メジャーでもそのパフォーマンスを観たかったと思われる槙原寛己選手を紹介します
槙原寛己選手のプロフィール
槙原寛己選手は1963年8月11日生まれで、右投右打のピッチャーです大府高から1981年のドラフトで読売ジャイアンツに1位指名されて入団しました
高卒2年目には12勝を挙げ、新人王を獲得したことからもその才能がうかがえます
投球スタイルと成績
槙原選手は特にその速球に定評があり、当時の日本最速158キロを計測したこともあります1988年には207回2/3を投げ、10勝13敗という成績ながらリーグ最多の187奪三振を誇り、防御率も2.16という素晴らしさでした
特に1983年には自己最多の13勝を記録し、1994年には完全試合を達成するなど、精彩を放ちました
クローザーへの転向と通算成績
キャリア終盤にはクローザーに転向しながらも、最終的には159勝をマークしました彼の投球スタイルは、スピードをテーマにしたものが多く、メジャーリーグでの活躍を期待せざるを得ない選手の一人と言えるでしょう
槙原寛己選手は、その実力や成績から、メジャーリーグでの活躍が強く期待された選手です。彼のスピードや投球フォームは、海外の舞台でも通用したのではないかと感じます。歴史を振り返れば、もし彼がメジャーに挑戦していたら、日本の野球界の枠を超えて、世界の舞台でも伝説的な選手になっていたかもしれません。
キーワード解説
- 新人王とは?新しくプロ入りした選手の中で最も優れた成績を収めた選手に贈られる賞。
- 防御率とは?投手が投げたイニングに対して、どれだけ失点したかを示す指標で、数字が低いほど良い成績とされる。
- クローザーとは?試合の終盤、特に接戦時に登板するピッチャーで、試合を締める重要な役割を担う。

