日本ハム 松岡洸希選手が支配下選手契約を結ぶ
2025年3月8日、エスコンフィールドで行われたオープン戦において、育成選手の松岡洸希(24)が日本ハムと支配下選手契約を結んだプロ野球選手が支配下選手契約を結ぶということは、正式にプロチームの一員として認められ、1軍でプレーするチャンスが与えられることを意味する
松岡選手は5日の古巣西武戦で自己最速の154キロを記録し、セーブを挙げたミレニアム世代の投手であり、現役ドラフト1期生の変則右腕だ
新たに背負う背番号「93」は、彼にとって意味深い数字であり、開幕1軍の可能性を大きく近づけるものとなった
松岡投手は、1軍選手たちの前で直接契約を報告し、チームメートから大きな拍手が送られる中で会見を行った
会見では「背番号が1つ減るだけですごい重みを感じる
これからも、もっと頑張ります」と語り、さらなる努力を誓った
また、チームの栗山英樹CBOは「松岡選手が必ずチームの優勝に貢献してくれる」と期待を寄せた
春季キャンプでは2軍からスタートしたにもかかわらず、実戦5試合で計7回1失点という成績を残し、彼の存在感を示している
新庄剛志監督も「ボールの勢いと変化球の質が去年よりも全然違う」と高く評価している
松岡選手は、2022年オフに西武から移籍し、3年目を迎えた
昨季は1軍昇格を果たすことができず、オフに育成選手として再契約した
彼は自らの姿勢を変えるため、昨年の1月に丸坊主にする決意をし、練習に臨んだ
すべては「夢の中で丸坊主で投げていた」という願望から生まれた行動だった
松岡選手は、元ヤクルト守護神の林昌勇選手に影響を受け、また巨人の大勢選手の技術も参考にし、自身の投球フォームを見直している
今季は体の使い方に工夫を凝らし、自信を持ってマウンドに立つ姿勢を強化している
支配下復帰は、開幕メンバー入りへの強力な一歩であり、松岡選手の初夢はまもなく現実のものになるだろう
- 松岡洸希選手の経歴
- 2000年生まれで埼玉県出身
独立リーグを経て、2019年ドラフト3位で西武に入団
2022年に日本ハムへ移籍、2024年は育成契約を経て、2025年に支配下復帰
キーワード解説
- 支配下選手契約とは?:プロ野球選手が育成契約から正式にプロチームの一員として認められることを指し、1軍でのプレーが可能になる。
- ミレニアム世代とは?:2000年以降に生まれた選手たちを指し、特に2020年代の野球界ではその世代の選手たちが台頭してきている。
- 現役ドラフトとは?:プロ野球チームが育成選手を含む選手を獲得するための制度で、その年の成績をもとに選手がチームに選ばれる。

