彼は、11日の埼玉西武ライオンズとのオープン戦（ベルーナドーム）に向けての準備を整えています
今シーズンの開幕ローテーション争いが熾烈を極める中、伊原は自身の目標であった「開幕1軍」からさらにハードルを上げ、先発ローテーションを奪取することを目指しています
練習中、伊原は先輩投手たちと共に汗を流しました
彼のコメントによれば、これまで中継ぎとしてもトレーニングしていましたが、今回は明確に先発に向けた調整に取り組んでいたとのことです
「やり方自体はあまり大きくは変わっていないのですが、時間があったのでいろいろと調整できたと思います」と充実感のある表情で語りました
伊原はベルーナドームでの初めての投球となり、3イニングの登板が予定されています
これからは不慣れな球場での投球機会が増えるため、「そのマウンドに左右されず、どこでも同じようにピッチングすることが大事」とプロとしての心得を胸に刻んでいます
また、大商大の後輩である西武のドラフト2位選手・渡部聖との対戦も視野に入れており、「楽しみですが、あまり気にせずに1人の相手として攻めたい」と真剣に意気込みを語りました
開幕まで3週間を切った今、混沌としたローテーション争いに身を置く伊原
今年の開幕戦は村上が託されており、才木が週の始まりである火曜日を担当すると見られています
金村投手コーチは、まだ確定している選手は2人のみで、今後も1軍と2軍を使いながら選手を見極めていくことを示唆しています
一方で、大竹選手は下肢の張りにより調整が遅れており、開幕に間に合わない見込みです
ただし、体調不良だったビーズリー選手は別メニューで順調に練習を進めているという報告があります
開幕ローテの残り4枠を巡る激しい競争の中で、実績のある西勇選手や好調の門別選手がリードしている状況です
新外国人選手のデュプランティエ選手や左腕の富田選手、及川選手などもその座を狙っていますが、即戦力としての期待が高い伊原選手にも十分にチャンスが残されています
伊原選手自らもその状況を理解しており、「結果を出すことが重要ですが、自分の持っているものをしっかりと出し切ることで、ローテーションに近づけると考えています」と意気込みを語りました
今後のビジターマウンドでの登板に期待が寄せられています
伊原投手のオープン戦初先発に向けた意気込みや調整の様子は、プロの世界での競争の厳しさを感じさせるものです。特に、混沌としたローテーション争いの中で、新人選手がどのように挑み、成長していくのかが楽しみです。彼の持ち味を生かしたピッチングが期待されます。
キーワード解説
- ドラフト1位とは？ プロ野球において、各球団が優れた選手を選ぶために実施するドラフトで、最初に選ばれた選手のことを指します。
- 先発投手とは？ 試合の最初からマウンドに立ち、試合を通して投球を行う投手のことを指します。
- ローテーションとは？ 複数の先発投手が順番に先発として試合に登板するシステムのことを意味します。
- 中継ぎとは？ 試合中に先発投手の後に登板して試合をつなぐ投手のことを言います。
