これは、今季から就任した建山義紀投手コーチ(49)が投手陣に対して「初球ストライク率のアップ」をテーマに掲げた成果といえる
昨季はリーグで5位の3.17と防御率が低迷し、その改善を目指すため、建山コーチが導入した「初球ストライク」というコンセプトに期待が寄せられている
「初球ストライクを狙う際には、単にストライクを取るのではなく、自己のボールを投げた上でワンストライクを取ることを意識しています
これが成功すれば、良い結果につながると思います」と建山コーチは語り、選手たちに意識づけを促している
建山コーチは過去2年間、日本ハムでの投手コーチ経験を持ち、その際も「初球ストライク率60%」のノルマを設定していた
初球でストライクを取ることは、投手が有利なカウントを作るだけでなく、心理的にも打者にプレッシャーをかけることができる
これにより、選択肢が広がり四球を減少させる狙いがある
日本ハムでの成績では、建山コーチ就任後のデータが示す通り、昨季の防御率は2.94(リーグ3位)、与四球数は362(同1位)と得られた成果が明白だった
このような背景から、小島投手は「初球のストライクを確実に取っていく意識を高めています
これによって余裕を持って投球ができるようになります」と話し、チームとして同じ意識を持っていることを強調した
「初球ストライク率」は建山コーチのメジャーリーグでの経験に基づくもので、1球目にストライクを取れた試合は成果が良かったことから、選手にもその意義を理解してほしいと伝えている
シーズンが始まれば状況によっては初球ボール球を投じる戦略もあり得るが、オープン戦では成果を求めず意識を統一することが重要だと小島投手は語った
選手たちが意識する「初球ストライク」の取り組みは、まもなく迎えるシーズン開幕に向けた投手力の改革を着実に進めるための重要なステップとなるだろう
記事では、建山投手コーチが「初球ストライク率のアップ」を設けてチーム防御率を向上させようとしている点に焦点が当てられています。投げるボールの選択肢を増やし、投手の心理的な余裕も増すため、実施される新たな戦略が今後のシーズンにどう影響するのか注目されます。
キーワード解説
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