ソフトバンク・山崎琢磨投手、育成4年目で好投を見せる

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◆練習試合・ソフトバンク9―3西南大(27日、タマスタ筑後) 福岡ソフトバンクホークスの育成4年目右腕、山崎琢磨選手(21歳)が、27日行われた練習試合で素晴らしい投球を披露した

先発として登板し、5イニングで3安打1失点(自責0)という成績を残した

山崎選手は「先に打者を追い込むこと、ゾーンに強い球を投げ込むことをテーマにして投げた」と試合後に振り返った

試合の最初の3回までは1安打無失点で抑え、4回には2安打と失策が絡んで2死一、三塁のピンチを招く場面もあったが、重盗が絡むも失点は1に抑えた

続く打者をフォークで空振り三振に抑え、「次の点をやらないことが大事だったので三振がベストだった」と自信を持って振り返った

山崎選手はこの試合で55球を投げ、最速146キロを記録

3三振を奪うなど、バッターからはほとんど芯を捉えられなかったことに満足感を表した

「ヒットも出したくなかった

大学4年生たちが自分と同学年なので、ここにいる以上は負けたくないし打たれたくない」と強調した

高校時代は島根・石見智翠館での夏の島根大会決勝でノーヒットノーランを達成し、甲子園出場を果たす実績を持つ

2022年に育成ドラフト7位で入団したが、その年の7月には右肘内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けており、約1年9か月のリハビリを経て昨シーズンに実戦復帰した

昨年10月のみやざきフェニックス・リーグで2軍初登板も果たしている

寺原隼人3軍投手チーフコーチは「いい状態を維持できている

昨季もいい球を投げていたけれど、今季は投げる体力がついて、いいボールの比率が多くなってきた」と評価している

今後について、春季キャンプはB組(2軍)で完走した山崎選手は、「自分の戦うべきところは、まず2軍で結果を出すこと

ここにいてはいけないという気持ちでいる」としっかりとした決意を示した

長いリハビリを乗り越えた山崎選手が4年目に向け、勝負をかける姿勢には注目が集まる

今回の試合で山崎琢磨投手が見せたパフォーマンスは、彼が今季成長を遂げていることを示しています。育成からのステップアップを目指す姿勢は、他の選手にも勇気を与えるでしょう。リハビリを経て掴んだ可能性が、プロ野球の舞台でどのように実を結ぶのか、今後が非常に楽しみです。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?アスリートが肘の靭帯を再建する手術のことで、通常の肘の動きが戻るまでに長いリハビリが必要です。

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