試合はセ・リーグの一戦として1日行われ、中日は七回に木下のスクイズで勝ち越しを決定づけ、八回にカリステの犠飛でリードを広げた
この試合では岩崎がソフトバンクから移籍後、初めての勝利を挙げたことで注目を集めた
また、巨人は開幕からの連勝が3でストップした
巨人の先発投手・井上は、プロ6年で初めての開幕ローテーション入りを果たした選手だ
試合前には「点を取られそうな場面もあると思う
そこを粘り強く投げきって、次の投手につなげたい」と語り、強い意気込みを見せていた
同点の七回、彼には正念場が訪れた
七回、無死二塁という場面で、井上は先頭打者の中田に外角スライダーを打たれ、左翼線二塁打を許した
続く村松の犠打を自ら捕球し、三塁に送球したが、判断ミスで野選となり無死一、三塁にピンチを広げてしまう
その後、木下にスクイズを決められ、この得点が試合の決勝点となった
井上は7回で2失点と先発投手としての役割を果たしたものの、結果は敗戦投手となった
試合後、「先頭打者を切るとか、そういうことをしていかないと、勝ちきれる投手にはなれないなと感じた」と冷静に自身のプレーを振り返り、「非常に大きい試合だった」と述べた
昨シーズンに8勝を挙げた井上は、オフにメジャーリーグのオリオールズへ移籍した菅野からの激励のメッセージを受け取るなど、周囲の期待が高まっている
控えめな性格の左腕であるが、「少しでも投手陣を引っ張る存在になれるように」という意識を持ち始めている
阿部監督は初登板を果たした井上を評価し、「七回まで行って当たり前と思われる投手になっていかないといけない」と言葉をかけ、ローテーションの中心を担う覚悟を示していた
この試合は、井上にとっての貴重な経験となり、今後の成長が期待される
今回の試合は、井上投手にとって開幕戦でありながら敗戦投手となったものの、7回までしっかり投げ抜いたことは彼のキャリアには意味のある一歩だと感じました。周囲の期待に応えるための精神的な成長が今後の課題であり、彼の今後の活躍を期待したいです。
キーワード解説
- スクイズとは？：スクイズは、バッターがボールを打つのではなく、バントをして進塁をするプレーです。これにより、相手チームに得点される機会を与えます。
- 外角スライダーとは？：外角スライダーは、投手がボールを外側に曲げる球種の一つで、バッターにとって打ちにくい球です。
- 野選とは？：野選は、守備側の選手がフィールドプレーにおいてミスをし、アウトを取れなかった場合に記録される失策のことです。
