中日ドラゴンズのブライト選手、レジェンドへの追悼弾を放つ
(セ・リーグ、中日3-1広島、2回戦、中日1勝1分、9日、バンテリンD)中日ドラゴンズの代打、ブライト選手が試合の八回に勝ち越しの2点二塁打を放ち、球団OBの故トニ・ブランコさんを偲んだこの試合では、ブライト選手が背負う「42」という背番号が大きな意味を持つこととなった
ブライト選手は「全員が勝ちに向かってやっている中で打てたので、本当にうれしかった」と語り、試合中の情熱を表現した
3試合ぶりにベンチスタートとなり、1-1の八回に登場し、圧力のかかる場面で代打として打席に立った
彼が放った打球は中堅手の頭上を越えフェンスを直撃し、2者を返す決勝打になった
今季、ブライト選手は代打として4打数3安打、2打点、1四球を記録するなど、試合中の勝負強さが光る結果を残している
昨季も彼の代打成績は25打数8安打で打率・320という優れたもので、プレッシャーのかかるチャンスでも高いパフォーマンスを見せている
この日、かつて中日ドラゴンズでブライト選手と同じ背番号42をつけてプレーしたトニ・ブランコさんが、不慮の事故で命を落としたことが報じられ、ブライト選手にとって特別な意味を持つ試合となった
ブランコさんは2009年に入団し、39本塁打、110打点の成績を収めてリーグ2冠を獲得、4シーズン在籍して2度のリーグ連覇に貢献したレジェンドである
ブライト選手は、「すごく悲しいニュース
そういったことが起きた次の試合で活躍できたのはすごく意味がある」とコメントし、今後ますますの活躍を誓った
彼は「42番といえば僕だと言ってもらえるような選手になりたい」と語り、竜の「42」をさらに輝かせることを目指している
ブライト選手の逆転弾は、ただの勝利を意味するだけでなく、故トニ・ブランコさんへの追悼が込められていた。プレッシャーのかかる場面でも冷静にプレーを続ける選手の姿は、彼自身の成長を示すものであり、今後の期待が高まる内容だった。
キーワード解説
- 背番号42とは?:このナンバーは、特定の選手にちなんで名付けられ、特にその選手の偉業を称えるために使用されることがある。
- 代打とは?:試合中に特定の状況で、既存の選手に代わって新たに打席に立つ選手のことを指し、勝負の行方を左右する重要な役割を担う。
- 勝ち越しとは?:試合の進行中、得点が同点である状況から、さらに得点を上乗せし、相手チームにリードを得ることを指す。

