西武は18日、ソフトバンク戦(ベルーナドーム)に2-1で勝利
先発の今井達也投手は、7回に四球で出塁を許した走者を内野ゴロの間に返され1点を失ったものの、8回を無安打3四球に抑えた
9回もクローザーの平良海馬投手が3者凡退で締め、1964年に近鉄が達成して以来、NPB(Nippon Professional Baseball)で5度目の「無安打有失点」試合となった
【実際の映像】「打てる気がしない…」“ノーノー降板”、今井達也のエグすぎる爆裂球この日の今井は、最速158キロを計測した速球のスピードが最後まで衰えず、140キロを超えるスライダーの切れも抜群でソフトバンク打線に安打を許さなかった
西口文也監督は、「ひょっとしたら(ノーヒットノーランを達成するのではないか)と、5回を終わったくらいに思いました」と語った
まさかの失点は1-0とリードして迎えた7回だった
1死三塁のピンチに、一昨年までチームメートだった4番・山川穂高内野手を迎え、初球、2球目に155キロのストレートを連発しカウント1-1
3球目にはスライダーを狙われたが、タイミングが一瞬早く、左翼方向への大ファウルとなった
決着は7球目に、山川が外角低めの144キロのスライダーを叩きつけると、高いバウンドの三ゴロとなり、三塁走者が同点のホームを踏んだ
今井は、「(内野ゴロという結果は)一番頭になかった
四球になるか、三振になるかだと思っていたので」と振り返り、「とにかく一発が出て逆転とならなければいい
それ以外はしかたがないと割り切って投げていました」と語った
西口監督「勝ちをつけないといけない試合だった」
四球覚悟でギリギリのコースを狙って投げたスライダーを、山川は内野ゴロにしたその後、今井は「あまり内容は気にしていません
チームが勝つことだけを考えています
ノーヒットにこだわっていたら、たぶん9回も投げさせてもらっていたと思いますが、そんなに執着していなかったので」と語り、8回117球無安打1失点で平良へバトンを渡した
同点に追いつかれた西武は、8回1死二塁で西川愛也外野手が右翼線へ決勝二塁打を放ち、今井に今季2勝目(1敗)が記録された
西口監督は「いつもながら、今井が投げる時は援護できない
そんな中で気持ちが入った投球をしてくれた」と称賛し、「きょうは投球内容からして、なんとか勝ちをつけないといけない試合だった」と安堵の表情を浮かべた
2年連続開幕投手を務めた今井が先発する試合は、相手もエースという巡り合わせになることが多い
そんな中で「内容は気にしていない」と言いつつ、リーグトップの防御率0.84をマークしている
日本を代表する投手として、凄みを増している
今回の試合は、先発の今井投手が無安打での勝利を収める一方、珍しい試合展開となりました。四球による失点はあったものの、チーム全体での団結力や今井選手の冷静さが光った試合でした。特に監督の言葉からも、勝利への強い意志が伝わってきます。
ネットの反応
最近のNPBの試合では、山川選手が内野ゴロを打つという珍しい状況が発生し、多くの視聴者がその経緯について様々な意見を述べています
特に、ホークスの育成方法に対する引用が目立ち、西武はその手法を参考にするべきだとの声がありました
このような意見は、選手育成の重要性を強調し、若手選手の育て方に対する理解を求めるものでした
また、試合中の戦略に対しても批判が集まりました
特に捕手の古賀選手に対し、山川選手に厳しく対応することを求める声が上がりました
山川選手に対して全打席外角を投げるリードが問題視され、もう少し工夫が必要だとの意見がありました
その結果、山川選手が踏み込んで打ったとされる場面では、リードの在り方が一因となっているとの指摘もありました
さらに、今回の試合はノーヒットワンランでの結果が極めて珍しいことから、過去の同様の試合を引き合いに出す声もありました
たとえば、1992年の阪神戦での事例が挙げられ、ノーヒットでも敗戦につながることがある事実が指摘されました
そのため、ノーヒットワンランという記録の意味についてさまざまな見解が交わされ、多くのファンが興味を示しています
また、山川選手の攻撃に対する強い意志が感じられる一方で、西武の投手今井選手の成長にも触れられました
彼は現在、日本球界でトップクラスのピッチャーとなり、試合における影響力を増しています
このように、選手の個々の能力や成長、チーム全体の戦略が試合に大きく影響していることが改めて認識される結果となりました
ネットコメントを一部抜粋
西武はホークスの育成のうまさを見習うべき。
珍しいノーヒットワンラン(1得点)
山川に対して全打席全球外なんだよね。
「(山川が)1点を取るのに必死になっている姿が伝わってきました。」
アメリカだとノーヒッターで、得点されても関係ない。
キーワード解説
- 無安打:試合中に一度もヒット(安打)を記録しないことを指します。プロ野球の中で特に難しい成績の一つとして扱われています。
- 四球:投手がボールを投げすぎて、打者がストライクを受けることなく1回で4個のボールを受け取ることで、打者が1塁に進むことを意味します。
- 内野ゴロ:打者が内野に打って、ボールが地面をついて転がることを指し、通常は内野手が捕球することになります。
- クローザー:試合の終盤に投入されて、リードを守る役割を持つ投手を指します。

