ソフトバンク・板東選手が今季初勝利、7回無失点の力投を展開

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◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク7―4オリックス(19日、タマスタ筑後) 福岡ソフトバンクホークスの板東湧梧選手(29)が、今季最多となる7回94球を投げ、2安打無失点での勝利を挙げました

これにより、板東選手は今季初の白星を手にしました

試合中、板東選手は「4イニング目くらいから良い感覚が出てきて、リズムにも乗っていけた」とコメントし、試合に臨む自信を見せました

初回には1死から死球を与えましたが、その後はフォークボールを用いてアウトを取ることに成功

2回と3回は三者凡退に仕留め、4回は内野安打を許しながらも、何とか失点を防ぎました

板東選手の投球の中で最速は143キロに達し、シャドーピッチングやキャッチボールを通じて感覚を掴んだと語っています

「4回ごろから、右側の臀部(でんぶ)を使ってしっかり立つことがよくなった

攻めていく気持ちはぶれないようにやっていた」と述べています

小笠原孝2軍投手チーフコーチ(48)は「カーブをどのカウントでも投げることができていた

それで真っすぐが生きた」と板東選手の策略を評価

また、3四死球のうち死球が2つあったことについて、板東選手は「当ててしまったことは申し訳ないけど、緩急を有効に使いつつ、打者がちょっとのけぞるようなインコースを課題にやっていた」と反省の意を表しました

現在7年目を迎える板東選手は、通算10勝(11敗)、1セーブ、22ホールドの実績を持ちますが、昨シーズンはプロ入り以来初の1軍登板なしに終わりました

彼は「強い真っすぐを取り戻したい」と意気込みを語りつつ、「球速が出ていなくても、コントロールを大事にし相手を支配する意識を持っている」と分析し、今後の成長に期待が寄せられます

板東選手の素晴らしい投球には目を見張るものがありました。7回を投げ切って無失点だったことで、今後の活躍に期待が高まります。これまでの苦労を乗り越えてきた彼には、さらなる成長を見せてほしいです。
キーワード解説

  • シャドーピッチングとは?ピッチング練習の一種で、実際に投げずにスイングや投球動作を行うことで、体の感覚を調整する方法です。
  • フォークボールとは?打者に対して球が落ちるように見える変化球で、打者はバッティングのタイミングを取りにくくなります。
  • カーブとは?投球時にボールを回転させることで、進行方向が大きく変わる球種のことを指します。

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