その原動力の一つは、本日先発登板した森の好投が挙げられる
彼は昨季1勝のみ、プロ入りからの3年間で合計6勝と苦しんできた左腕だが、今季は開幕から3連勝を記録している
この試合では、阪神のドラフト1位ルーキーでプロ入り初先発の伊原との左腕対決に注目が集まった
序盤戦において、明暗が分かれた両投手の様子を見てみよう
森の投球と課題
試合の初回、2死二塁の場面で、広島の森は阪神の主砲、佐藤輝を迎えた捕手の石原が要求した高めの釣り球は、力みすぎたことで外角高めに入り、先制の2ランホームランを浴びてしまった
このような投球ミスは頻繁に見られるが、佐藤輝に対しては投げてはいけないコースだった
森は球威があまりないため、「攻める」という闘争心を持たなければならない
試合を通じて、森は6安打を許したが、打たれたヒットはすべて左打者からのものであり、内角をもっと攻める意識が必要だ
伊原の堂々たる先発
一方の伊原は、これまで中継ぎで結果を残してきた選手であり、先発機会のプレッシャーをものともせず、腕をしっかり振っていたコンパクトなテークバックから、キレのある球を投げ込み、右打者の内角を攻める姿勢が見られた
ルーキーとは思えない度胸で、捕手のサインに首を振って投げる一面もあり、新たな可能性を感じさせる投球だった
今後の展望
森と伊原は共に左腕投手でありながら、今後の課題が明確に浮き彫りにされた試合となったどちらも右打者に対して逃げていく変化球の精度が不足していて、今後の成長には制球力や武器となる変化球の強化が必要とされる
両投手にはスライダーやカットボールの実力があり、これを生かせば、今後の戦力として期待される素質は十分に整っている
この試合を通じて、広島の森投手と阪神の伊原投手の対比がとても興味深かったです。森は今季3連勝と結果を残しながらも、不安定な投球が気になりました。一方、伊原はルーキーとは思えない落ち着きと腕の振りの良さを見せ、今後が期待される投手です。両者がどう成長していくのか、さらなる試合が楽しみです。
キーワード解説
- 左腕とは?左腕とは、文字通り左手で投球する投手を指します。プロ野球では、右打者に対して内角攻めが重要なポイントとなりますが、左腕は特に相対的に少ないため、稀有な存在とされています。
- ホームランとは?ホームランは、バッターがバットでボールを打った際に、ボールがフェンスを越えて飛ぶことを指します。ランナーがいる場合は、走者が本塁を踏むことができ、得点につながります。
- テークバックとは?テークバックは、投手が投球をする際に腕を引く動作のことです。コンパクトなテークバックがしっかりしていると、投球のキレが良くなります。

