支配下契約で新たな一歩
2025年4月24日、プロ野球・中日は近藤廉投手との支配下契約を結んだことを発表しました近藤投手は2020年のドラフトで育成1位として札幌学院大学から中日に入団しましたが、その後のキャリアには波がありました
特に、ケガや不調に悩まされる中で、2年間の間、1軍のマウンドから遠ざかっていました
ルーキーイヤーからの成長
入団当初は2試合にリリーフ登板するなど期待されていましたが、成果を出し続けることはできませんでしたしかし、2023年には待望の1軍登板を果たし、6点ビハインドの場面で登場しましたが、DeNA戦では1イニングで10失点を喫してしまいます
この試合では、球場のファンから「頑張れ頑張れ近藤」との声援が送られ、近藤投手は何とか3アウトまで奪うと、安堵の表情を見せました
2024年の躍進
昨シーズンは育成契約下でありましたが、近藤投手は2軍でチームトップの46試合に登板し、見事な防御率2.09を記録しましたさらに、2025年にはオープン戦とファームの全10試合に登板し、わずか3本の被安打で防御率は0.00という素晴らしい成績を収めました
この安定感が評価され、正式に支配下契約を結ぶ運びとなったのです
今後の期待
近藤投手の背番号はまだ発表されていませんが、ファンからの期待は高まっています今後、彼が1軍に定着し、プロ野球界での存在感を示すのか、注目が集まります
近藤廉投手の支配下契約は、彼の復活を象徴する出来事です。怪我や不調に悩まされながらも、育成契約下での活躍によって再び1軍の舞台に戻れるチャンスを手にしました。彼が今後、どのように成長していくのかが楽しみです。
キーワード解説
- 支配下契約とは?支配下契約は、プロ野球チームが選手を正式に契約し、1軍登録が可能となる契約形態のことです。
- リリーフ登板とは?試合中に先発投手を替えて代わりに登板する投手のことをリリーフ投手といい、試合の流れを変える重要な役割を担います。
- 防御率とは?投手がどれだけ失点を抑えられたかを示す指標で、少ないほど優秀とされます。計算方法は1イニングあたりの自責点の数を表します。

