享年90歳であった
通夜と告別式は、家族のみで執り行われた
小山正明氏のプロ野球キャリア
小山氏は兵庫県出身で、1953年にテスト生として阪神に入団したことでプロの道を歩み始めたその後、彼は「投げる精密機械」と称されるほどの制球力を武器に、1962年には27勝を挙げ、村山実氏とのダブルエース体制でチームのリーグ優勝に大きく貢献した
制球力とは、投手がボールを投げる際に狙った場所に正確に投げる能力のことで、特に小山氏はこの技術に長けていた
トレードとその後の活躍
1964年には、山内一弘氏との「世紀のトレード」によって東京(現ロッテ)に移籍その後、1973年に大洋(現DeNA)を最後に現役を引退した
引退後は阪神、西武、そしてダイエー(現ソフトバンク)で投手コーチを務め、若手投手の育成にも力を注いだ
主な成績と受賞歴
| 年 | 受賞内容 |
|---|---|
| 1964年 | 最多勝 |
| 1962年 | 最多奪三振・沢村賞 |
2001年には野球殿堂入りも果たしている
今回の訃報は、2月に亡くなった吉田義男氏に続き、阪神ファンにとって非常に悲しい出来事となった
小山正明氏の死去は、阪神タイガースにとって大きな損失であり、彼が残した記録や影響は永遠に記憶されるだろう。彼の投球スタイルや成績、さらにはその教えは多くの若手選手に影響を与えたことは間違いない。今後も阪神の歴史に名を刻むレジェンドとして語り継がれるだろう。
キーワード解説
- 制球力とは?ボールを狙った場所に正確に投げる能力のこと。
- 最多勝とは?シーズン中に最も多くの勝利をあげた投手に贈られる賞。
- 沢村賞とは? 日本のプロ野球において、優れた成績を残した投手に授与される栄誉ある賞。

