阪神・湯浅京己投手が686日ぶりの一軍登板、難病からの復帰を果たす

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<中日4-1阪神>◇29日◇バンテリンドーム 国指定難病「胸椎黄色靱帯骨化症」からリハビリを続けてきた阪神湯浅京己投手(25)が、中日戦で約2年ぶりの1軍登板を果たした

レギュラーシーズンでは23年6月15日のオリックス戦以来684日ぶりの登板で、1回無失点と踏ん張った

湯浅の復帰は、同じ病気を経験した選手たちとのグループLINEを通じての支えが大きい

中日福が22年に黄色靱帯骨化症を発症し、手術を経てリハビリをした彼は、その経験を生かして湯浅を支援した

福は「その日その日で神経症状は大きく変わるから、対処法を複数用意しておくと便利だ」とアドバイスを送り、さらにDeNAの三嶋とも連携を取った

湯浅は、福から「その視点はなかったです」と受け止め、自身の復帰への熱意を深める一因となった

試合後、湯浅は「福さん、三嶋さんにはいろいろ相談させてもらいました」と彼らへの感謝の意を表した

胸椎黄色靱帯骨化症の解説

胸椎黄色靱帯骨化症とは、厚生労働省が指定する難病の一つであり、脊髄の背中側を縦に結びつけている黄色靱帯が骨化する疾患です

これにより脊髄が圧迫され、下半身のしびれや脱力、悪化すると歩行障害を引き起こすことがあります

この病気は無症状で発見されることもあり、具体的な原因は現在のところ不明です

湯浅の復帰登板は、彼自身の努力だけでなく、同じ試練を経験した先輩たちの助けがあったからこそ実現したものであり、今後の活躍が期待される

今回の湯浅投手の復帰は、リハビリを乗り越えた選手としての姿を示すものです。彼だけでなく、同じ病気を経験した選手同士の支え合いも感動的です。このような経験が多くの選手に勇気を与えるでしょう。
キーワード解説

  • 胸椎黄色靱帯骨化症とは?
  • リハビリとは?
  • 無失点とは?

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