東北・関東甲信越の177チームが参加した最大規模のトーナメント、メニコン杯第28回関東ボーイズリーグ大会が約1か月にわたる熱戦を経て、狭山西武ボーイズ（埼玉西）が2年ぶりに優勝しました
決勝戦は同点の7回2死一、二塁から、途中出場の金子夢叶（3年）が左翼へ適時打を放ち、劇的なサヨナラ勝ちを収めました
これにより、狭山西武ボーイズは2度目の栄冠を手にしました
宮城仙南ボーイズ（東北中央）が決勝進出を果たすのは、東北勢として初の快挙です
試合の最後、金子選手がチャンスを生かしてサヨナラ打を決めた瞬間、彼は右手を突き上げ、喜びの声を上げました
金子選手は「自分が決めようと思った
逆方向を狙った
最高です」と語り、ナインたちに祝福されながら喜びを噛みしめました
一方、準決勝では狭山西武ボーイズが前橋桜ボーイズを相手にコールド勝ちを収め、決勝への道を切り開きました
金子選手以外でも、準決勝で3番の菊地選手、4番の工藤選手が連続三塁打を放つなど、打線全体の奮起が目立ちました
決勝では5番の小山選手が3打数3安打を記録し、1番の村橋選手も2試合で7打数6安打をマークするなど、攻撃力の高さを示しました
試合後、元巨人の福井敬治監督（48）は「今日は金子でしょう」と笑顔で振り返り、選手たちとのやりとりを明かしました
また、主将の福井選手はチームを束ね、右肩の故障から復活を果たし、皆の期待に応える投球を見せました
この優勝で狭山西武ボーイズは春季全国大会での苦い初戦敗退を乗り越え、春の東日本王者として177チームの頂点に立ちました
今後の夏の大会に向けて勢いを保ちながら進んでいくことでしょう
狭山西武ボーイズの勝利は、選手たちの努力と団結の結果であり、特に金子選手のサヨナラ打が試合のクライマックスでした。彼の活躍がチームの士気を高め、その連携力が勝利を呼び込んだと言えるでしょう。宮城仙南ボーイズも素晴らしい戦いを見せ、今後の成長が楽しみです。これからの大会に向けた意欲に満ちた狭山西武ボーイズの姿勢は、多くのファンを魅了するものがあると思います。
キーワード解説
- メニコン杯とは？：日本少年野球の大会で、多くのチームが参加し、競い合います。大会形式はトーナメント式で、勝ち進むほどに名誉を得ることができます。
- サヨナラ打とは？：試合が同点で進行中に、最後の打者が打って得点を決めることを指します。これにより、その試合は終了し、チームが勝利します。
- コールド勝ちとは？：野球の試合で、一方のチームが一定の得点差をつけて勝利した場合、予定のイニング数を満たさずに試合が終了することです。
