阪神タイガース親会社、2025年度決算で営業収益減少を報告

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2025年5月14日、阪神の親会社である阪急阪神ホールディングス株式会社が2025年3月期の決算を発表しました

この決算によると、球団関連事業の営業収益は前年比7000万円減少し、825億4200万円となりました

また、営業利益は27億1300万円減の114億600万円となり、エンターテインメント事業全体での減収・減益が明らかとなりました

エンターテインメント事業の詳細

同社のエンターテインメント事業には、甲子園球場や宝塚歌劇団が含まれています

これらの中でスポーツ事業、つまり阪神タイガースが中心となる事業は、営業収益が前年比21億円減の482億円、営業利益は11億円減の101億円となっています

この背景には、前年にプロ野球関連の特需があったことが影響しています

主催試合数の増加と入場人員

公式サイトによれば、阪神タイガースの公式戦の主催試合数や入場人員は増加しており、グッズ販売も好調でした

しかし、前年の特需を受けての反動によって、今期は減収となったとされています

また、ステージ事業においては、宝塚歌劇や梅田芸術劇場の公演回数が増加したことで収益が増加しましたが、一方で歌劇関連商品の減収や諸費用の増加が響き、結果的には増収・減益となりました

猛虎の優勝効果の反動

会社は、猛虎(阪神タイガース)シーズンの優勝の効果が翌期において減少したことを強調しました

このような優勝はファンの支持を集め、様々な関連事業に好影響をもたらしますが、次の期にはその反動が出ることが予想されるため、業績に対して慎重な見方が求められています

阪神タイガースの親会社の決算報告では、営業収益と営業利益が前年比で減少したことが報告されました。特に、プロ野球の特需の影響によって反動が大きく、次の期に向けた慎重な見方が求められています。スポーツ事業の将来において、人気や収益にどのような影響が出るのか注目されます。
キーワード解説

  • 営業収益とは? 企業が特定の期間に得た売上から、販売にかかる全ての経費を引いた後の利益のことを指します。
  • 営業利益とは? 企業の本業から得られる利益で、売上高からすべての営業費用を引いた金額を指します。
  • プロ野球関連特需とは? 特定のイベントや出来事によって、野球への関心や人気が急増し、チケットやグッズの売上が大幅に伸びる現象のことです。
  • 減収・減益とは? 減収は売上が減ること、減益は利益が減ることを意味し、企業の業績が悪化していることを示します。

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