巨人・井上投手、広島戦での粘りの投球も援護なく惜敗

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◇セ・リーグ 巨人0―3広島(2025年5月14日 マツダ) 東京ヤクルトスワローズ所属の井上温大投手(24歳)は、体調が整った状態で広島戦に臨みました

この試合では、今季7度目の先発マウンドを踏み、6回を94球で投げ切りました

結果としては6安打、3四球を許しながらも2失点と、力強い投球を見せました

しかし、打線の援護が乏しく、巨人はこの試合を0-3で落とし、井上は今季3敗目(2勝)を喫しました

巨人にとって、この敗戦は今季4度目の零敗であり、また3度目の3連敗にもつながりました

“鬼門”とされるマツダスタジアムでの試合は5戦全敗となり、貯金もわずか1という苦しい状況が続いています

試合後、井上選手は反省の言葉を述べました

「先制点を取られた場面も反省点です

矢野選手に打たれたのは、自分が安易にカウントを取りにいってしまった結果」と自らを厳しく評価しました

しかし、6三振を奪うなど球威を持ったピッチングを披露し、特に6回にはピンチを1点で抑える場面があり、「良かった部分もあった」と自信を見せました

」 ただ、チームの主砲・岡本選手を欠く中で打線の苦戦も続いています

井上選手は「先制点をしっかり抑えて投げたいと思いますが、やはり点を取られてしまった

その後もなるべく1点で粘りたかったですが、もったいない失点が多かったです」と振り返り、気持ちを切り替えながら試合をつくる重要性を強調しました

また、監督の阿部氏も「試合を作る能力はあるものの、結果が出ていない

今後は先に点を取られない意識を持って、もう少し頑張ってほしい」と、井上選手にさらに高い期待を寄せました

今回の試合は、井上投手が自己を省みる姿勢が印象的でした。好投を見せながらも援護がなく、チーム全体での状態が厳しいことが感じられます。このような試合が続くと、選手たちのメンタル面にも影響を与えかねません。また、岡本選手の復帰が待たれる状況で、早期の打撃を安定させるための打線の試行錯誤が必要です。
キーワード解説

  • 投手とは? 野球において、ピッチャー(投手)はバッターを打ち取るためにボールを投げる役割を持ちます。試合の流れをつくる非常に重要なポジションです。
  • 援護とは? 野球では、投手が頑張って投げるだけでは勝てません。打線が相手チームより多くの点を取ることで、投手を助けることを「援護」といいます。
  • 鬼門とは? 特定のスタジアムや球場において、過去に勝てないイメージが強い場所を指します。選手やチームにとって心理的なプレッシャーがかかることが多いです。

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