戸郷は、阿部監督とのキャッチボールを通じて、改良したフォークボール、シュート、そしてツーシームといったさまざまな球種を試した
これについて、戸郷は「(球種が)1個でも増えれば打者の感覚も違うと思う」という阿部監督の意見に同意し、「いいですねっていう感覚もあったので、ブルペンで投げて、いいものが出れば一番」と前向きに述べた
前戦の広島戦(マツダ)で今季初勝利を目指して先発する戸郷だったが、結果は5回で8安打4失点という厳しい内容で、開幕からの連続白星なしが続いている
試合後、阿部監督は「直球、フォーク、スライダーしかないからね
現代の野球だと、ちょっとなかなか厳しいのかな」という課題を指摘していた
この日の練習では、戸郷はフォークボールの握りを狭めて球速を上げる試みや、ツーシームもキャッチボールで試し、シュートを得意とする田中瑛選手にも感覚を聞いて回った
戸郷は「ツーシームなんかは前から投げていたので、打者の感覚を聞くのが一番」と、今後使える球種を模索している
戸郷は「これだけ勝ちがつかないと、いろんな球種に対する話も出ますし、悩んでいる中で少しでも(選択肢が)広がると思う」と語り、さらなる成長を目指している
背番号20の戸郷は、変化を恐れず、試行錯誤を続けていく構えだ
戸郷投手の新球種への取り組みは、選手としての成長を示す重要なステップです。多様な球種を持つことは、現代野球において競争力を保持するために不可欠です。今後の活躍が期待されます。
ネットの反応
巨人・戸郷翔征選手に対する阿部監督の新球種提案について、ファンからのコメントは多岐にわたっています
特に気になるのは、戸郷選手が開幕から好調を維持できていないことへの不安です
戸郷選手にはストレート、フォーク、スライダーの3つの球種しかないため、監督の新球種を取り入れる提案に疑問を抱くコメントが多く見受けられます
具体的には「新球種はオフにじっくり学べばよい」といった、シーズン中に球種を増やすことの危険性を指摘する声もありました
ネットコメントを一部抜粋
甲斐が受けてからおかしくなった
いまごろ言ってないで、キャンプのときにやれ
今ある球種で少し握りや掛ける縫い目などを変えて同じ球で変化もたせるとかでいいと思うが…
ストレートがシュートして外の球が真ん中に、真ん中高めの球がシュートしてそのまま見逃しになってると思ってた。
新球種はオフになったからじっくり取り組めばいいよ。
キーワード解説
- フォークボールとは?:フォークボールは、投手が打者を欺くために使用する変化球の一種で、ボールが落ちる軌道で投げられます。
- シュートとは?:シュートは、投手の球が右打者に対して内側に、左打者に対して外側に変化する球種で、主に右投手が使用します。
- ツーシームとは?:ツーシームは、ボールが投げられた後にわずかに横に曲がる特性を持つ球種で、一般には直球よりも変化が小さいため、打者のミスを誘いやすいです。

