巨人・井上温大、援護なしで3敗目も冷静な投球を見せる

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 巨人は5月14日に行われた広島との対戦で、0対3で敗れ、今季3度目の3連敗を喫した

先発投手の井上温大(24)はこの試合で6回94球を投げ、6安打2失点ながらも打線の援護に恵まれず、3敗目(2勝)を記録した

試合の内容

 井上投手は、2回の二死一塁から矢野選手の先制適時三塁打を許し、その後6回の無死一塁ではファビアン選手にもう1本の適時三塁打を浴びた

実際には、6回のピンチでは二死満塁の場面を迎えたものの、冷静に矢野選手を空振り三振に打ち取るなど、投球内容は良好だった

とはいえ、味方打線が0点では勝つことが難しい

監督のコメント

 阿部監督は試合後、「全員がつなぐ意識を持たない限り、どうしようもない」とコメントし、攻撃陣のつながりの無さを厳しく指摘した

井上選手の成長

 井上投手は前回の阪神戦では3回8安打6失点(自責2)という結果だったが、今季通算で先発7試合中6試合でクオリティースタートを達成している

クオリティースタートとは、6回以上投げて自責点3以下の投球を指す

彼は先発ローテーションに欠かせない存在になりつつある

関係者の声
 チームの関係者は、「昨年から一軍にいたことで準備やルーティンが明確になり、心の余裕が出てきている」とし、井上選手の成長を評価

そして、試合前の練習では他の投手よりも多くの球を投げ込む姿勢が「本番のように」という意識を体現している

 試合後の井上選手は、「6回の1点も『もったいない1点』」と冷静に分析し、投球中に失点した後も意識を切り替えて投げることの重要性を語った

彼は、24歳を迎えたばかりでありながら、一軍投手としての言動が定着しつつある

今回の試合では、巨人の打線が井上投手の好投を支えられなかったのが残念でした。井上選手は成長を見せているものの、チーム全体の攻撃力向上が必要です。監督の厳しい言葉にも耳を傾け、次回こそ打線の奮起を期待したいところです。
キーワード解説

  • クオリティースタートとは?:投手が試合で6回以上投げて、自責点が3以下であることを指します。これは、先発投手の安定感やチームへの貢献度を示す指標の一つです。

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