先発投手が頭部死球により危険球退場となった後、マウンドに立った松井はまず、ソフトバンクの嶺井に対してチェンジアップを投げ込み、簡単に三ゴロに仕留めた
この素晴らしい立ち上がりについて、松井は「2球でパンって終わらせられたので、リズムに乗っていけた」と振り返った
しかし、3回には制球に苦しみ、3四球を与え、2死満塁という緊迫した状況を迎えた
特に注意が必要だったのは、次に対峙するバッターの秋広で、松井は150キロの外角直球で見逃し三振を奪い、難局を無失点で切り抜けた
「左バッターが続くところで低めの球が嫌な見逃し方をされて
最終的に、秋広君で打ち取れたらいいかなって思っていた」と心境を語った
その後も無安打のまま試合を進めていた松井だが、5回1死から佐藤直に右翼フェンス直撃の三塁打を許し、降板を余儀なくされた
代わった今野投手が内野ゴロの間に勝ち越し点を許し、松井には1失点がつく結果となった
松井は「三塁打がなければ今野さんに変わることはなかった」と悔しさを表現した
投球内容は、2回2/3を51球で1安打3四球1失点、5奪三振という結果であり、4年目の右腕として成長を感じさせる内容だった
松井は「行けるところまで行きたかった」と振り返り、次回以降の投球に期待をかけた
松井選手の登板は厳しい状況から始まりましたが、見事にピンチを切り抜ける姿が印象的です。特に、制球が乱れそうな中でも最終的に三振を奪った点が評価されます。今後の成長が楽しみです。
キーワード解説
- 危険球とは?:危険球とは、バッターへ投げられる高い球や頭部に当たるような球を指す。これにより投手は退場処分となることがある。
- チェンジアップとは?:チェンジアップは、速球に見せかけて投げるスローボールの一種で、バッターのタイミングを外すために使われる。
- 無安打投球とは?:無安打投球とは、いかなるヒットも許さず、相手打線を無安打に抑える投球を意味している。

