広島カープの珍記録を振り返る:新たな視点から見る野球の歴史

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1975年、広島東洋カープはヘルメットの色を紺色から赤に変更し、その姿が『赤ヘル』としてファンに親しまれてきました

以来、50年の間に多くの記録や逸話が誕生しましたが、ここでは特に珍しい記録に焦点を当ててみたいと思います

これから3回に分けて行うシリーズの第1回では、カープの歴史の中で特筆すべきユニークなゲームや試合を取り上げます

超長時間ゲーム:延長戦の代名詞

2015年8月21日に開催された巨人との試合は、カープファンの記憶に色濃く残っています

この試合は、18時に始まり、終わったのは日付が変わった0時21分

驚くべきことに、試合は延長12回まで進み、最終的に6時間21分の長さに及びました

なお、試合の進行中には雨による1時間26分の中断があり、このこともプレイ時間を極端に延ばす要因となりました

カープはこの試合で3-4で巨人に敗れましたが、その時間の長さは選手もファンも疲れさせるものでした

波乱に満ちた2019年シーズン

2019年シーズンは、リーグ4連覇を狙うカープにとって重要な年でした

開幕戦を勝利し好スタートを切るも、その後は連勝連敗が激しい波に飲み込まれました

特に、4連勝や11連勝が2回もあった一方で、4連敗や最長11連敗も経験し、最終的に70勝70敗3分けという結果でした

このシーズンの勝率はちょうど5割で4位という結末を迎えました

日本記録を樹立した1イニング10四球

1978年7月6日、カープ打線が豪華な面々で編成されたこの日、巨人戦において1イニングで10四球を得たという日本記録が発表されました

これにより、カープは相手チームに12-2で勝利

この非常に強力な打線が生み出す圧倒的な攻撃力は、観客にとっても記憶に残る一戦となったことでしょう

エイプリルフールの惨劇:歴史に残る混戦

2017年4月1日、カープは開幕2戦目で阪神と対戦しました

この試合では、両軍で合わせて28四死球という驚異的な数字が記録されました

これは80年ぶりとなる1試合最多四死球の新記録です

試合は延長10回に突入し、結果としてはカープが負けてしまいましたが、まるでエイプリルフールの悪戯のような展開はファンの記憶に残ることでしょう

広島カープには、数々の珍しい記録があります。特に、試合が6時間以上続いたことや、バッターが一度に10回もボールをもらったことは印象深いです。また、2019年の波乱に満ちたシーズンも話題で、引き分けを挟んだ勝率5割はカープファンにとって忘れられない数字になりました。
キーワード解説

  • 『赤ヘル』とは?広島東洋カープの象徴で、1975年にヘルメットの色が赤に変更されたことから名付けられました。
  • 延長戦とは?試合が時間内に決着しない場合に、追加のイニングを行う制度のことです。
  • 勝率とは?チームの勝ち数と試合数の比率で計算され、成績の指標として用いられます。
  • 四死球とは?四球と死球を合わせたもので、投手が打者に与えるボールのコントロールの悪さを表します。

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