巨人、阪神に完封負けで再び貯金なし 状況打破へ戸郷の奮起が課題

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◆JERA セ・リーグ 阪神4ー0巨人(20日・甲子園) 巨人は、伝統の一戦である阪神戦に挑んだが、阪神の投手・才木に打ち崩され、わずか5安打に抑えられ、今季5度目の零封負けを喫した

この結果により、巨人の貯金は再び消失

伝統のカードでの成績は今季の対阪神戦で2勝8敗となり、驚くべきことに、10試合中8敗は過去の歴史における屈辱的な記録となった

この試合で期待された戸郷翔征投手(25)は、初回に阪神の森下に先制となる2ラン本塁打を打たれ、鬱憤を晴らすことができなかった

結果として、戸郷は全体で6安打を許し、3失点を自身に背負う形となり、今季4敗目を記録した

投球数はわずか67球だったため、次戦の先発として予定しているヤクルト戦(東京ドーム)に向けては中4日を挟むことになっている

試合の初回、戸郷は先制点を許した後、逆転のチャンスを狙うも、打線の期待を背負っていた岡本が左肘じん帯損傷により戦線を離脱

これが得失点に大きな影響を与え、チームは厳しい状況に追い込まれた

試合後、戸郷は「負けてしまったので、そこに対しては悔しい」と述べ、心境を語った

それでも戸郷は、試合を通じて粘り強く我慢し、特に2回以降は走者を出しながらもスコアボードへの失点をゼロに抑えた

ただし、数値的には最速151キロと、彼らしい速球を投げ込み、指揮官との試行錯誤を経て球速を1段階引き上げたフォークも披露した

戸郷は「初回は良くなかったですけど、その後の得点圏でのピッチングや、3者凡退に抑えた4回も良かった

いいものは徐々に出せてきています」と、前向きな姿勢を保っている

開幕投手としての責務を果たした後、2軍降格を経ている戸郷にとって、今季は開幕から6戦未勝利が続いており、その苦しい現状を打破するために、強い思いをもって次回登板を迎える

戸郷は「気合を入れて、いろんなところを見つめ直していけたらと思っています」と次戦への意気込みを語った

巨人は阪神との伝統の一戦で完封負けを喫し、チーム状況が厳しさを増す中、戸郷投手の奮起が期待される。得点を奪えない打線や戸郷投手の初回の失点が影響し、結果として貯金もなくなってしまった。次戦でチームがどのように立て直すかが注目される。
キーワード解説

  • 零封負けとは?:試合の中で得点を一切奪われずに負けることを指す。この場合、相手チームに完全に封じ込められたということ。
  • フォークとは?:野球における投球技術の一つで、ボールが急激に落ちるように投げられる球。打者にとっては非常に打ちにくい球種となる。
  • 貯金とは?:チームの勝ち星の数が負け星よりも多い状態を指す。貯金がなくなると、成績の悪化を意味する。

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