阪神・坂本誠志郎、攻守での活躍がチームの勝利を導く

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9回、生還後にナインと喜び合う坂本(撮影・田中太一) 「中日1-5阪神」(25日、バンテリンドーム)で、阪神・坂本誠志郎捕手(31)が先制スクイズと決勝の2点適時二塁打をマークし、攻守でチームを勝利に導いた

坂本の活躍は、前回の3連敗を経ての敵地での勝ち越しを決定づけ、阪神は首位をキープしている

今日の試合では、小技が光り、快打がチームの士気を高めた

坂本は二塁で手を叩き、ベンチに向かって拳を突き上げる姿が印象的であった

試合のサスペンスを感じながらも、「ピッチャーにもたくさん迷惑をかけているので、ちょっとでも貢献したい」と語り、自身の捕逸による同点の局面を迎えた際には「取り返してやろう」と燃えていた

打席に向かう前には藤川監督から「ゾーンを上げて最初から行こう」と指示を受け、何のためらいもなくマルテの初球を振り抜いた

その結果、打球は左中間を貫き、2点適時二塁打で試合の均衡を破り勝利を確定させた

さらに五回の1死二、三塁の場面では、見事なスクイズを成功させ、チームに初点をもたらした

「準備はしていました」と余裕の表情を見せていた

坂本は試合前に自身の健康状態やパフォーマンス向上のために多くのトレーニングを行っており、時には自らスマホで動画を撮影しながらフォームの修正に励んでいた

「まだ試行錯誤してるから

オープン戦でフォームは固めたけど、まだ良くなる

もっと良くなりたい」と意気込みを見せた

本日の試合では、さらに七回に20年10月25日以来となる盗塁も成功させ、3投手をリードしてチームの首位を守り続けた

年下の投手たちを引っ張ることの多い31歳の坂本は、「一緒に成長しながら試合重ねるごとに強くなっていって、秋に一番大事なところで結果が出せるようなバッテリーでいたい」と思いを語った

昨年の経験則を生かし、藤川監督から教わった内容をもとに若い投手たちを支えていく決意を示した

坂本は「タイガースがピッチャー陣を強みにしていることをつないでいかないといけない」とその責任を感じながら、マスクを被っている

そして、ヒーローインタビューでファンに向け、「最後(佐藤)輝がレフトフライ捕った時の方が歓声でかかったので、もうちょっと僕にも輝ぐらいの歓声をくれたらいいなと思います」とおねだりし、笑いを誘った

坂本の1試合3打点の記録

坂本の1試合3打点は、2024年4月30日に行われた広島戦以来のことであり、彼の1試合最多打点は17年9月2日の中日戦、及び同8日のDeNA戦で記録されている

阪神・坂本誠志郎捕手の活躍が際立った試合であり、試合を通してチーム全体の士気を高める重要な役割を果たした。彼の持つリーダーシップや、若い投手たちへのサポートが、阪神の成績向上に寄与している様子が伝わる。
キーワード解説

  • スクイズとは?:打者が投手の投球を見極めて、一塁に出るのではなく、バッティングで本塁へ進軍するようにバントをするプレイのこと。
  • 二塁打とは?:打者が二塁に到達するヒットのこと。通常は、ヒットの後、内野または外野をランナーが走って二塁に進む。
  • 盗塁とは?:ランナーが投手の投球を開始したときに、一つの塁から次の塁へ自発的に進むことを指す。

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