プロ入り3年目の右腕、山田陽翔(はると)選手である
彼は滋賀県の近江高校での輝かしい経歴を持ち、甲子園大会には春夏合わせて3度も出場し、合計11勝を記録した
特にエースとしての活躍や、満塁本塁打を放つなど、その実力は球界でも高く評価されている
4月のある日、山田選手は試合後にプロ4年目の左腕・菅井選手と共に街中でクレープを楽しんでいた
彼たちのリラックスした姿からは、普通の21歳の若者の素顔が垣間見えた
山田選手はイチゴとバナナのクレープを選ぶなど甘い物好きで、お酒には弱い一面も見せている
今シーズンは開幕1軍入りを果たせなかったものの、開幕2日目には1軍に昇格
4月3日の楽天戦でのデビュー戦から安定した投球を見せ、5月17日のオリックス戦では待望のプロ初勝利を手にした
昨季まで1軍での登板経験がなかった山田選手だが、その成長の要因として「平良(海馬)さんとの自主トレーニングでの成果が出ている」と自信を持って語った
自主トレでは、野球の技術だけでなく、栄養管理やメンタル、睡眠、さらには解剖学といった多方面に関する知識を学び、その経験が彼の成長に寄与している
西口文也監督は、元ファームの監督時代から山田選手を見守ってきたが、「今の彼はストライクゾーン内でしっかりボールを動かし、無駄な四球を減らすことで、バッターと対峙する力がついた」と彼の成長を評価している
山田選手の活躍が続く限り、彼は西武の勝利の方程式の一角として期待されている
甲子園のヒーローからプロ野球界のスターへと、山田陽翔選手の第2章が幕を開けた
山田陽翔選手がプロ初勝利を挙げたことは、彼自身の成長を示す重要な出来事です。彼の努力が実を結んだ結果でもあり、これからの活躍がますます期待されます。また、西武が昨季の91敗からの逆襲を目指す中で、若手選手の台頭はチームにとって大きな力となるでしょう。
キーワード解説
- プロ初勝利とは?プロとしての初めての勝利のことを指します。選手にとってこの瞬間は非常に重要であり、次への自信にも繋がります。
- 自主トレーニングとは?選手が公式のトレーニングとは別に、自分で計画して行うトレーニングのことです。個々の課題を克服するために行われます。
- ストライクゾーンとは?投手が投球する際に、打者がバットを振ってヒットを狙える範囲のことを指します。投球の精度が試される重要な要素です。
- 四球とは?投手が与えるボール4つをもって、打者に無条件で一塁に出塁させることを指します。これが多いと、投手の信頼性に影響します。

