元プロ野球選手、山口晋さんが料理界で新たな挑戦
元プロ野球選手で広島および日本ハムに在籍した山口晋さん(54)は、現在、故郷の静岡・浜松市で「京料理 九花」を営んでいる同選手は7年の現役生活を通じて1軍に上がることはなかったが、今では料理長として腕をふるい、多くの客に愛される店を運営している
山口さんは、料理のスタイルに強いこだわりを持っている
「お客さんお一人ずつに丁寧に対応したい」と話し、予約制のもと自慢の料理を提供
特に夜のコース料理は1万円からと浜松の中では高価格帯だが、予約が途切れることはなく、多くの客が彼の料理を楽しみにしている
プロ野球キャリアと現実
山口さんは1989年度のドラフトで静岡・島田商から投手として入団下位指名ながら、キャンプでの期待は大きく、当時の野球界で140キロの速球は注目の的だった
しかし、プロ生活では腰痛などの怪我に悩まされ、3年で戦力外通告を受けてしまった
その後、日本ハムに移籍するも1軍に昇格することは叶わず、最終的には4年間で在籍
しかし、プロでの経験は彼にとって大きな糧となっている
「野球の悔しさもあったし、見返したいという気持ちがあった」という言葉には、彼の反骨精神が見て取れる
料理の世界へと進む道
プロ野球選手としての生活の後、山口さんは大阪で寿司職人としての修行に入るが、人間関係のトラブルから半年で辞めることにその後、東京で築地のアルバイトを経て麻布の京料理店に再就職
ここでの経験が、料理の腕前を高めることにつながった
料理の世界では、見て覚えることが求められるため、彼は野球で培った観察力や記憶力を活かすことができた
「料理は空気を読むことが大切」との言葉は、彼自身の選手時代を思い出させる
コロナ禍を乗り越えて
2017年に独立し、山口さんは自らの店を開店しかし、その矢先に新型コロナウイルスの影響で厳しい状況に直面した
「テイクアウトだけになり、挫折しそうになった」と振り返るが、仲間やお客さんの支えを受けながら、店を移転し、現在は完全予約制で営業を再開
現在、彼の店は3部屋の完全個室を備え、独自のスタイルでコース料理や弁当を提供
鉄釜で炊くご飯も茶色に染まらない評判となっており、地に足をつけて店を経営している
そして、軽やかに「趣味もあまりないので、一日中お店にいる感じです」と笑う山口さんは、料理と向き合い、毎日を充実させている
記事を通じて、山口晋さんの挑戦と成長の物語が印象的です。彼のプロ野球選手としての経験が、料理の世界でどのように役立っているかが具体的に描かれていました。その中でも、ゼロから自分の店を営業することの大変さと、それを乗り越えるための努力が伺えます。
ネットの反応
多くのコメントには、山口さんの人間性や彼が経営する料理店への応援メッセージが寄せられています
山口さんは、プロ野球選手としてエース候補の期待を背負っていましたが、結局1軍での登板がなかったため、多くのファンは彼の今の成功を喜んでいるようです
また、松田オーナーの人柄や心遣いについてのコメントも多く、彼が山口さんの料理店の開店祝いに花を贈ったことに感動する声が多く見受けられました
「家族こそ最高の宝」との意見もあり、山口さんが家族と共に事業を行っていることへの共感も集まっています
また、ドラフト同期の選手についての思い出を語るコメントもあり、ドラフトの背景や当時の期待を思い起こさせるものでした
山口さんが高校時代にヤンチャだったとの話や、プロ入り後の悔しさを感じる方もいましたが、彼の料理店が人気店になるなどの成功を見て、成長を称える温かい声もたくさんあります
全体的に、山口さんへの期待とともに、彼の野球人生に対する感慨や応援の声が多く寄せられていることがわかります
ネットコメントを一部抜粋
いわゆる「元木世代」の選手ですね。
松田オーナーの人柄も素晴らしいですね。
山口さん頑張れ!
家族こそ最高の宝ですね。
確か当時は「沢村賞間違いなし!」と言われていた逸材ですね。
キーワード解説
- プロ野球とは?:日本のプロスポーツの一つで、プロ野球選手がチームに所属して、対戦する競技です。
- 予約制とは?:お店が事前に予約を受け付け、特定のお客様にだけサービスを提供するシステムです。
- 寿司職人とは?:寿司を専門に作る職業の料理人で、米や魚の扱いに熟練しています。

