享年86歳
千葉県佐倉市出身の長嶋さんは、日本の野球界において輝かしいキャリアと数々の功績を残した伝説の選手です
毎年秋には「長嶋茂雄少年野球教室」が開かれ、多くの子どもたちに野球の魅力を伝えてきました
この日、佐倉市の西田三十五市長は記者会見を開き、長嶋さんの死去について「市にとってかけがえのない存在だった
本当に感動をありがとうございました」との言葉で哀悼の意を表しました
西田市長は「今後も野球教室を続けることが長嶋さんの願い」と述べ、巨人OBの中畑清さんや篠塚和典さんらと協力して、教室を継続する意向を示しました
長嶋さんは2013年に「市民栄誉賞」を受賞し、それに伴い市内の岩名球場は「長嶋茂雄記念岩名球場」と名付けられました
この球場が舞台となり、毎年秋には長嶋さん自ら子どもたちを指導してきました
指導に関わった斎藤真二市少年野球連盟会長は、長嶋さんが「内野から外野までずっと回って子どもたち一人一人に指導していた」と振り返ります
しかし、2019年に台風の影響で開催が難しくなり、長嶋さんからは「来年は行くから
災害に負けるな、頑張れ」との激励の電話があったとのことですが、2020年以降はコロナや長嶋さんの健康問題により欠席が続き、篠塚さんら他のOBによる指導に変わっていきました
市では長嶋さんの功績を称え、役所や岩名球場に記帳台を設置し、追悼行事の開催を検討中です
球場では長嶋さんの歩みを振り返る展示室も無料で公開されており、スコアボードには「長嶋茂雄さんありがとう」とのメッセージが表示されました
市の担当者は「一度訪れて、その功績を改めて知ってほしい」と希望を寄せています
千葉県知事の熊谷直人氏も「県民にも非常に愛された方で、大変寂しい」と悼み、長嶋さんの存在が多くのプロ野球選手に影響を与えたことを指摘し、その功績に感謝し、冥福を祈りました
長嶋茂雄さんの死去は、日本の野球界にとって大きな損失です。彼の指導を受けた多くの子どもたちに、野球の楽しさを教えた姿が忘れられません。今後もその教室が続けられ、長嶋さんの精神が受け継がれることを願います。
キーワード解説
- 肺炎とは?:肺が炎症を起こす病気で、咳や息切れ、高熱などの症状が現れることがあります。
- 市民栄誉賞とは?:地方自治体が、その地域に特に貢献した個人や団体に与える賞のことです。
- OB(オーエービー)とは?:例えば、団体に所属していたが、現在は在籍していない人を指します。

