柳町達外野手、ヤクルト戦で打撃4冠に到達しパ・リーグトップに

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 ソフトバンクの柳町達外野手(28)が、6月8日に行われたヤクルト戦(神宮)で規定打席に到達し、パ・リーグの「打撃4冠」に名を連ねた

規定打席とは、選手が一定の打席数を達成し、打撃ランキングに登場できる基準のことを指す

 柳町は今季、打率3割5分6厘、出塁率4割5分7厘を記録し、さらに得点圏打率も4割7分2厘でリーグトップに立つなど、圧倒的な存在感を示している

出塁率と長打率を足し合わせたOPS(On-base Plus Slugging)は「0.943」となっており、この指標でもリーグトップの成績を収めた

 プロ入り6年目となる柳町の急成長ぶりに対して、小久保裕紀監督は「外せない選手からチームをけん引する選手に進化している

成長が素晴らしい」と称賛の声を寄せた

 今シーズンは開幕から2軍スタートだったが、チームの故障者続出に伴い早い段階で1軍に昇格

序盤こそ出番に恵まれなかったが、4月23日のオリックス戦で3安打を記録し、スタメンに定着

5月中旬からは主にクリーンアップの一角を担う役割を遂行している

 柳町は自らの好調の要因について、「打てるボールと打てないボールの見極めがしっかりできている」と語った

さらに、27四球はリーグ2位タイの高選球眼を誇り、左右投手別の成績を見ても対右投手で3割2分、対左投手で4割3分5厘と、苦手とされてきた左投手に対する打率が顕著に向上している

 昨季までは左投手が先発の際にはスタメンを外される試合も多かったが、左腕を克服したことで、打撃成績の向上とともに自身の存在感を強めた

今年1号はプロ入り初めて左投手の曽谷龍平からマークしたものであり、注目すべきポイントである

柳町選手の急成長は印象的です。開幕当初は出場機会が少なかったものの、実力を証明し続けた結果、スタメンに定着し、打撃成績を高めました。特に左投手に対する打率の向上は、より一層の成長を感じさせます。
キーワード解説

  • 打撃4冠とは?:打撃4冠とは、打率、出塁率、長打率、OPSなど、打撃に関する主な指標でトップとなることを指す。
  • OPSとは?:OPS(On-base Plus Slugging)は、選手の出塁率と長打率を合算した指標で、打者の能力を評価する重要な数値です。
  • 規定打席とは?:規定打席は、選手がシーズン中に一定の打席数を満たすことを意味し、ランキングに入るための基準となります。

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