長嶋茂雄さんの告別式、V9時代の仲間たちが見送る

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6月7日に営まれた長嶋茂雄さんの通夜には、プロ野球界を代表する126名の参列者が集まりました

彼らはかつて長嶋さんと共に「V9」と呼ばれる時代を築いたチームメートや巨人OBが中心です

特に、長嶋さんのエースとして活躍した堀内恒夫氏と、選手やコーチとして指導を受けた原辰徳氏が弔辞を読み上げました

堀内恒夫氏の弔辞

堀内氏は弔辞の中で「(亡くなって)3日後に弔辞を読めと言われても、私の心はまだ整理がつきません」と語り、彼の選手時代の思い出や、1994年の「10・8決戦」での感動的な瞬間を振り返りました

この10・8決戦は、日本シリーズを含む重要な試合の一つで、堀内氏は長嶋さんと共に勝利を目指す部隊の一員として名を刻みました

原辰徳氏の思い出

原氏も弔辞を捧げ、「長嶋さん、寂しいです」とし、1980年のドラフト会議での直接電話での祝福を思い出しました

この時、長嶋さんは原氏に「君が巨人に入ってくれて本当に良かった」と伝えたとのこと

さらに、2001年に長嶋さんから監督職を託された際の思い出を振り返り、彼を常に見つめてきたことを強調しました

「これからも大好きな巨人軍を温かく見守ってください」との言葉で締めくくりました

共に送られた思い

通夜には、張本勲氏や槙原寛己氏、落合博満氏、清原和博氏などのOBや、現役の選手たちも参列しました

特に、阿部監督や二岡ヘッドコーチらは楽天戦を終えた後、駆けつけた姿が印象的でした

また、長嶋さんを乗せた車が午後2時33分に自宅を出発し、東京ドーム周辺を通り、現役時代に活躍した思い出の地を巡る様子も報じられています

長嶋茂雄さんの告別式には、多くのOBや選手が集まり、その偉大な業績を称えつつ悲しみを分かち合いました。特に、堀内恒夫氏や原辰徳氏の弔辞からは、長嶋さんとの深い絆と感謝の意が伝わってきました。プロ野球界における彼の影響力は大きく、彼を尊敬する人々が数多くいることを改めて実感しました。
キーワード解説

  • V9とは?「V9」とは、1965年から1973年にかけて読売ジャイアンツが日本シリーズで9連覇を達成した時期を指します。この期間、長嶋茂雄さんは中心選手の一人として活躍しました。
  • ドラフトとは?ドラフトとは、プロスポーツにおいて、選手を各チームが選ぶための方法で、特定の選手を希望するチームが指名権を持つ仕組みです。
  • 弔辞とは?弔辞とは、故人を偲び、敬意を表して読み上げる言葉です。通夜や告別式などで行われる儀式の一部です。

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