この試合は、国民的スーパースターで巨人の終身名誉監督である長嶋茂雄さんが前日、肺炎のため89歳で亡くなったことを受けて行われたもので、巨人ナインはユニホームの袖に喪章を付けて臨んだ
試合前には、長嶋さんへの黙とうが捧げられ、選手たちの気持ちも一層引き締まっていた
しかし、巨人の先発左腕・井上は試合開始早々から厳しい展開を強いられた
井上はプロ初のスライド登板という重要な役割を担ったが、2回に山本から4号ソロ、藤岡からは3号2ランを被弾し、いきなり3点を失う
さらに、3回には岡と藤岡に連続して適時打を打たれ、計5点のビハインドを背負った
巨人打線は相手の先発左腕・石川柊を捉えることができず、得点を奪えずに苦しむ展開が続いた
特に、5回には先頭の若林が二塁打で出塁したものの、その後の打者たちが対応できず、得点に結びつかなかった
井上は4回以降、無安打の好投を見せるも、7回まで投げて5失点で降板
この試合での打線の奮闘は8回に見られ、増田陸の四球と続く連打で無死満塁とし、キャベッジが2点適時打を放ち、吉川が犠飛を打ち、3点を返した
しかし、その後の反撃は続かず、巨人はロッテに移籍後初勝利を献上する形となった
今後、巨人は長嶋さんに捧げる勝利を目指し、続く試合での巻き返しが期待される
今回の試合は、長嶋茂雄さんの追悼イベントとして重要な意味を持っていましたが、巨人は勝利を挙げることができませんでした。特に、井上選手は初のスライド登板の中での試合展開に苦しみましたが、後半戦での無安打投球は次につながる希望を感じさせます。チーム全体としても、次の試合での反撃に期待が高まります。
キーワード解説
- スライド登板とは?:スライド登板は、先発ピッチャーが前日の試合で登板した選手で、通常のローテーションから外れた状態で投げることを指します。
- 黙とうとは?:黙とうは、故人を偲ぶために行う静かな祈りの時間で、参加者は一般的に目を閉じ、静かにその人を思い出します。
- 適時打とは?:適時打は、得点を上げるためのヒットのことで、ランナーがいる状況でヒットを打ち、ランナーを帰らせることができる打撃を指します。

