彼は36試合に出場し、主に守備固めや代走の役割を担っているが、その存在感は一段と際立っている
特に、試合の緊迫した場面で数回の印象的なプレーを見せ、チームにとって不可欠な選手となっている
準備と直感力
大盛は、試合の序盤において観察に時間を割くことに重点を置いている「相手打線が三巡するぐらいまでずっと見てますね
その日、各打者がどういう入り方をしているのか、調子、狙う球種、飛んでいる打球方向などをチェックしています」と彼は語る
このような徹底した準備が、彼のプレーの質をさらに高めている
データと直感のバランス
数えきれないデータを頭に入れつつも、「あまり数字を気にしないですね」と大盛は続ける自らの直感を信じ、ポジショニングを決めることが彼のスタイルで、コーチ陣からの指示はほとんどないという
ダイビングキャッチの哲学
大盛の代名詞ともいえるダイビングキャッチについても独自の哲学がある「自分の中で『捕れる』と思ったものだけ飛ぶようにしています」と話し、無理をせず、自身の判断でプレーすることを重視している
成長する選手の姿
赤松守備・走塁コーチは、「彼にとって緊張する場面で試合に出ることが普通になっているし、そこでしっかり集中できている」と大盛の成長を評価しているさらに、自ら考えてプレーすることの重要性を説いており、「指示待ちの選手にはなってほしくない」と述べる
新たな挑戦
8日には、西武戦(マツダ)で2年ぶりの本塁打を打ち、バッティングでもアピール日々存在感を高める大盛は、緊張感のある場面でも「緊張は全くしない」と自信をのぞかせる
これは、徹底した準備と成功体験から来るものであり、彼はこの信念でチームを支え続けている
大盛選手は守備のスペシャリストとして、このシーズンにおいても格別の存在感を示している。徹底した準備と直感による判断は、彼自身がゲームの進行を理解し、貢献するための重要な要素である。これからのさらなる活躍が楽しみである。
キーワード解説
- 守備:相手の戦術やプレーを防ぐための技術や能力であり、特に外野手にとって重要な要素です。
- 直感:経験や感覚から導かれる判断で、データだけでなくその場の状況を瞬時に判断する力も重要です。
- ダイビングキャッチ:地面に飛び込んでボールを捕る技術で、守備の中でも特に難易度が高く、印象的なプレーの一つです。
- 準備:試合前や試合中に行う観察や分析で、選手が自らのパフォーマンスを最大限発揮するための基盤となります。

