彼は愛知の野球少年としての夢を抱き、巨人軍の長嶋茂雄選手に憧れ、プロ入りの舞台に立つことを期待していた
ドラフト当日、少年の運命は予想外の方向に進んでいく
憧れの巨人からの“外れ指名”
山崎氏は高校時代、打撃力の高い捕手として名を馳せていたしかし、彼のドラフトでの夢は選手選考の波にもまれ、まさかの外れ1位指名を受ける形となった
当初、巨人からの1位指名がほぼ確実と言われていたが、巨人が選んだのは他の選手だった
“外れドラ1”という言葉は、プロ野球のドラフトにおいて、予想されていた選手が選ばれず、予想外の選手が選ばれることを指す
そのため、山崎氏は裏切られた気持ちを抱え込んだという
入団の意思を貫くも運命は皮肉に
山崎氏は、中日のスカウトに対して「指名されても入団しません」と伝えていたが、実際には巨人からの指名は叶わず、心境に変化が生まれた“ドラゴンズ=中日”という地元球団が指名を決定
しかし、彼は再び不安になる
中日からの2位指名を逃した場合、巨人に入るとの思いが強く、またもや彼の心には裏切られた思いが影を落とした
山崎武司のプロ生涯
その後、山崎氏は27年間にわたりプロ野球選手として活躍通算403本の本塁打を記録し、名キャッチャーとして知られるようになった
彼の成功は決して容易な道のりではなかったが、数々の努力と精進が実を結び、プロ野球殿堂へと名を刻むこととなった
山崎武司氏の取材を通じて、ドラフト制度の厳しさや選手の夢を掴むための苦労が浮き彫りとなりました。特に、憧れの巨人からの期待が裏切られた瞬間は、スポーツ選手にとって強い心理的影響を持つものです。彼の成功達成の過程は、夢を追う全ての人にとっての励みになることでしょう。
キーワード解説
- ドラフトとは？プロ野球選手を選抜するための制度で、各球団が対象選手を指名し、契約交渉を行う。
- 外れ指名とは？予想されていた選手が選ばれず、他の選手が選ばれることを指し、選手やファンにとっては夢が打ち砕かれる瞬間である。
- プロ野球殿堂とは？プロ野球での業績や貢献を評価し、選手や関係者を認めるための施設や表彰制度のことであり、名選手たちの栄光の記憶が集まる場所。
