西武対阪神、電鉄会社対決の歴史と現状

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(日本生命セ・パ交流戦、西武4-1阪神、3回戦、西武3勝、12日、ベルーナD)2日前の「トラとライオンのネコ科最強決定戦」という表現に続き、西武と阪神の対戦にはもう一つの側面がある

それは、電鉄会社を親会社とするチーム同士の戦いでもある

40年前、関西には4つの球団が存在しており、すべての親会社が電鉄関連であった

阪急、近鉄、南海、そして阪神の各チームがその代表例であった

それに対抗する形で、関東の西武も同じく電鉄が親会社となっている

過去には国鉄、東急、西鉄などが名を連ねていたが、現在では電鉄関連の親会社を持つプロ野球チームは、西武と阪神のみとなり、その名残を感じさせる

この2チームのファンの文化は意外に類似しており、特にヤジの声が印象的だ

かつては激しいヤジや個人攻撃が飛び交う場面もあったが、現代ではファンはより穏やかになっている

例えば、約15年前の試合では、阪神ファンが選手に対して「新井、何で打たないんだよ!」と叫んだことがあったが、最近の試合ではそのような声を耳にすることが少なくなった

現在のベルーナドームには、熱心なファンが集まっているものの、過去のような無秩序な状況は見られない

トラ番キャップの須藤佳裕によると、「謝罪や汚いヤジは一切見受けられない」とのことだ

また、試合後にはファン同士の交流も行われており、例えば、西武の電車に拍手が送られる場面も見られる

ただ、今年の成績を受けて、両チームはまずまずの状況にあるため、平和にファン同士の交流が行えることを願っているが、阪神の連敗が続いていることが心配されている

そんな中、須藤は特に問題を感じていない様子であり、試合後の様子を笑顔で報告している

この記事では、西武と阪神の対戦が単なる野球の試合だけでなく、電鉄会社の親会社を持つチーム同士の文化的背景を持つ戦いであることを強調しています。また、過去の激しいファン文化から現在の穏やかな応援スタイルへの変化も見逃せないポイントです。
キーワード解説

  • 電鉄会社とは?親会社が鉄道関連の企業であり、主にそのビジネスに基づいて経営が行われているプロ野球チームのことを指します。阪神や西武のように、鉄道会社が持つ球団は歴史的にも深い繋がりを持っています。
  • ヤジとは?スタジアムで観客が選手や審判に向かって声を上げる行為を指しますが、時には攻撃的な内容を含むことがあります。近年、プロ野球界では品行方正な応援が求められるようになり、ヤジの内容も変化しています。
  • 交流戦とは?日本のプロ野球におけるセ・リーグとパ・リーグのチームが対戦する特別な試合形式で、普段は対戦しないチームとの対決が楽しめるイベントです。

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