特に、権藤博氏はルーキーイヤーに35勝を挙げ、最多勝や最優秀防御率、新人王、そして沢村賞を受賞し、その名を刻んだ選手である
彼は、歴史に残る名勝負や知られざる裏話を語り、権藤氏が引退後には横浜（現・DeNA）を監督として日本一に導くなど、指導者としても成功を収めた
権藤氏が語る、長嶋茂雄氏とのエピソード
権藤氏は、長嶋茂雄氏との対戦を振り返り、彼の“悪球打ち”の練習方法について触れた長嶋氏はバッティング練習中に、ボールを通常の位置ではなく高く投げるよう要求し、さらには低いボールを打つ練習も行った
このような姿勢は、悪球をも打ち返す力量を養うためのものであった
権藤氏も、このような彼の技術に苦しみながら、通算では105打数で38安打、打率3割6分2厘、7本塁打を許す結果となった
権藤氏と王貞治氏、そして長嶋氏の思い出
権藤氏はまた、王貞治氏についても言及し、彼の打撃スタイルを「マシン」と称した王氏はストライクゾーンにボールが入ると、確実にヒットを放つ能力を持っていた
特に、1本足打法が確立されて以来、その成績は著しく向上したという
権藤氏は、「ボールが甘くなると一瞬でホームランにされる」と厳しさを語った
今回のプロ野球レジェンドの話は、権藤博氏と長嶋茂雄氏の対戦を振り返る非常に興味深い内容でした。長嶋氏の練習方法や彼との対戦の様子から、二人の偉大な選手であることが感じられます。特に、長嶋氏の“悪球打ち”のスキルは、ただの打者ではなく、真のスラッガーの証だなと思いました。
キーワード解説
- プロ野球とは？プロ野球は、日本のプロフェッショナルな野球リーグで、メジャーリーグと並ぶ人気を誇るスポーツです。
- 最多勝とは？最多勝は、シーズン中に最も多くの勝ち星を挙げた投手に与えられる賞で、投手の実力を示す重要な指標です。
- 新人王とは？新人王は、プロ野球で初めてシーズンを過ごした選手の中で最も優秀なプレーをした選手に贈られる賞です。
- 悪球打ちとは？悪球打ちは、球筋が難しいボールや高め、低めのボールでも打っていく技術で、打者の器用さを試すための練習方法です。
