中日に加入した佐藤龍世が入団会見
西武からトレードで中日に加入した佐藤龍世内野手が17日、本拠地・バンテリンドームで入団会見を行い、新天地での意気込みを語った背番号は65をつけることになった
会見で中日の印象を問われた佐藤龍は「球場が広い
まず名前と顔をしっかり覚えてもらいたい
守備は内野のショート以外を守れる
アピールしていきたい」と語った
佐藤龍は富士大学から2018年のドラフト7位で西武に入団
2021年にトレードで日本ハムに移籍したが、2022年オフには再び西武へ戻った
通算324試合に出場し、打率.227、13本塁打、67打点を記録している
昨季はキャリアハイの93試合に出場し、7本塁打、出塁率.390を記録するなど、特にイースタン・リーグでは首位打者に輝いていた
同席した井上一樹監督は、「ご存じの通り、怪我人が続出しているため、選手獲得を模索していた」と述べ、佐藤に対して期待を寄せた
監督は、「いきなり派手な活躍をしてほしいとは望んでおらず、まずはドラゴンズのチーム全体を理解してほしい」とエールを送った
会見中には「今日、使います」と試合出場を示唆する場面もあった
中日はこのシーズンにおいて、中田翔内野手や細川成也外野手など打線の中軸を担ってきた選手たちが次々と離脱しており、さらに開幕から「4番・三塁」として起用された石川昂弥内野手が打撃不振に陥っている
これまでの成績を考慮すると、佐藤には得点力向上のための重要な役割が期待されている
佐藤龍世選手の加入は中日ドラゴンズにとって大きな意味を持つ。特に負傷者が続出しているこの時期、彼の多才な守備力と打撃力が求められている。監督が求めるように、まずはチームに馴染み、徐々に自身の能力を発揮していくことが重要だろう。今後の活躍が楽しみである。
キーワード解説
- トレードとは？：選手が別のチームに移籍する手続きのことで、チーム同士が合意した場合に行われる。
- 出塁率とは？：打者が塁に出る確率を示す指標で、ヒットや四死球などが多いほど高くなる。
- 内野手とは？：野球のポジションの一つで、グラウンドの内側を守る選手を指します。主に一塁、二塁、三塁、ショートが含まれます。
- キャリアハイとは？：選手がプロキャリアの中で最も良い成績を残したシーズンのことを指します。
- イースタン・リーグとは？：日本のプロ野球における二軍リーグの一つで、主に東日本のチームが参加しています。
