定岡正二：プロ野球界のアイドルの軌迹
プロ野球界で名を馳せた定岡正二氏がその軌跡を振り返る彼は1974年に鹿児島実業高校からドラフト1位で阪神タイガースに入団し、背番号「20」を背負った最初の新人投手として知られている
彼のキャリアには数々の名場面が存在し、その一つが1981年の阪神戦での「準完全試合」である
この試合では、初回先頭打者に二塁打を許した後、なんと27人連続でアウトを奪い、その圧倒的なピッチングで観客を魅了した
準完全試合とは？
準完全試合とは、投手が勝利した試合で相手打者をほぼ全員抑えることを指すが、1人だけ出塁を許した場合などに使われる言葉です定岡氏のこの偉業は、当時の彼が持つ強力なストレートと鋭いスライダーに支えられていたと言われている
ハイライトとドラフト1位の意義
定岡氏は1981年に11勝を挙げ、日本シリーズ第3戦でも先発を務めた彼と同じく、「3本柱」として言われた江川卓、西本聖と共に、日本ハム相手に挑む姿は、多くのファンに感動を与えた
1982年には自己最多の15勝を記録
近鉄へのトレードが通告されたが、拒否し、29歳の若さで引退を決意
彼は11年間、「20」を背負った唯一の選手として記録に残る
背番号「20」の象徴
定岡氏にとって背番号「20」は、彼の野球人生そのものであったプロ入りから引退までその番号を貫いた彼の姿勢は、多くの選手にとっての目標とされている
| 年度 | 勝利数 | 特記事項 |
|---|---|---|
| 1981 | 11 | 準完全試合達成 |
| 1982 | 15 | 自己最多勝利記録 |
キーワード解説
- ドラフト1位とは？：プロ野球において、特定の年に高校や大学などから選手を選ぶ制度で、特に優れた選手が選ばれることを指す。
- ストレートとは？：速球を意味する言葉。ピッチャーが投げるボールの中でも最も強いスピードを持つ球。
- スライダーとは？：ボールが横に曲がることを強調した球で、打者にとっては打ちにくい球種とされる。
