試合は気温30度を超える厳しい条件下で行われ、田中はカットボールやスライダー、スプリット、カーブといった多彩な球種を駆使し、無四死球で6奪三振を記録しました
最速球速は147キロに達しました
試合の詳細を振り返る
田中の投球は特に初回から見事で、6球で3者凡退を達成続く2回も9球で3人を封じ込み、完璧な立ち上がりを見せました
3回には2死から小川にヒットを許したものの、外角低めに制球されたスライダーで石川慎を三ゴロに打ち取るなど、しっかりとしたピッチングを続けました
四回のピンチを乗り越える
4回には先頭のポランコにヒットを許し、初めて無死で走者を背負いましたが、和田を空振り三振に打ち取ると、山口にはバットを折られながらも内野ゴロに仕留め、ピンチを脱出しましたさらに5回にもヒットを許すものの、冷静に対応し得点を与えませんでした
登板後の田中のコメント
試合後、田中は「全体的に良かったんじゃないかなと思います走者が得点圏に進んでからも、1球1球しっかりとボールをコントロールしながら投げられた」と試合を振り返り、次回1軍に呼ばれるための準備を怠らないと述べました
日米通算200勝へあと2勝
日米通算200勝まで残り2勝となった田中5月の2軍降格以降、安定したピッチングを続けており、今回の登板でもその実力を示しました
田中将大選手のパフォーマンスが注目される中、6回無失点の投球内容は今後の1軍昇格へ向けた重要なアピールとなりました。熱い条件の中でこのような安定感を示したことで、自身の調子を取り戻し、次なるステップへとつなげることが期待されます。
キーワード解説
- カットボールとは?:野球の投球で、球が横に切れるように曲がるボール。打者のタイミングを狂わせる効果がある。
- スライダーとは?:横に滑るように曲がる変化球。打者がミスを犯すことが多く、効果的な武器として使われる。
- スプリットとは?:投球の一種で、ボールが急に落ちる特徴を持つ。打者から見ると、最後の瞬間にボールが落ちるため、空振りを誘いやすい。
- 自責点とは?:ピッチャーの責任による失点。守備のミスで得点が入った場合は、自責点には含まれない。

