これにより、岸は交流戦通算26勝を挙げ、杉内俊哉(巨人)と肩を並べて歴代4位に躍り出た
「チームの雰囲気と流れもいい感じできている
逃げずに自信を持って投げようと思った」と話す岸は、早打ちのヤクルト打線に対して持ち味である投球術を駆使
3併殺を奪うなど、要所をきっちり抑えた
しかし、完封ペースであったものの、猛暑の影響もあってか「球数以上に疲れがすごくきていた」との理由から、75球でマウンドを降りた
リリーフ陣が残ったリードを守り、チームは勝利を収めた
さらに、岸は苦手とする打撃でも光を見せ、DH制のため普段は打席に立つことが少ない中、3打席で2回の犠打を成功させた
二回には1死一塁の場面で初球を一塁線に転がし、七回にも同様のプレイで3点目に繋がったと喜びを語る
「自分のバントを自慢しているわけじゃないけど、3点目につながったので本当によかった」と、満足げに振り返った
今後に関する抱負も語り、来季の交流戦では尊敬する石川(ヤクルト)、涌井(中日)との投げ合いを熱望
「もちろん、投げられるのであれば勝ちたい
楽しみの一つとして、この先も頑張る」と、新たな目標への意気込みを示した
岸が12日の中日戦で勝利を挙げてから、チームは6連勝を記録
三木監督は「投球だけでなく、難しいバントを2度決めた
野球人としてのセンスの良さを改めて感じた」と岸の活躍を称えた
40歳とは思えない若々しい立ち振る舞いを見せる岸は、楽天にとって欠かせない存在になっている
岸選手の活躍は、年齢を感じさせない素晴らしいプレイです。特にバントや併殺といった守備面でも貢献する姿勢は、若手選手にも良い影響を与えるでしょう。また、彼の次の目標への意欲も大変共感が持てます。
キーワード解説
- 交流戦とは?:プロ野球でのセ・リーグとパ・リーグのチームが対戦する特別なリーグ戦のことを指します。
- 無失点とは?:試合中に相手チームに得点を許さないことを意味し、ピッチャーが非常に良いパフォーマンスを発揮している証拠です。
- 併殺とは?:同じプレイで2つのアウトを取ることを指し、野球では特に重要な守備の一つとして評価されます。
- バントとは?:バッターがバットの先端でボールを軽く押さえ、ボールを転がして出塁または進塁を目指す技術のことです。

