攻撃面では大山選手の同点適時打による得点が唯一だったが、村上投手が８回に１失点の粘りを見せ、特に守備陣の連続した好プレーが試合を盛り上げた
初回、１死満塁の場面で栗原選手の打球が三遊間を襲うと、小幡選手がダイビングキャッチを見せた
彼は素早く起き上がり、二塁にトス送球を行った
このプレーにより先制点は許したものの、もし打球が抜けていれば大きな失点につながった可能性があった
また、２回には無死二塁から、海野選手のライナー性の打球を近本選手が前進し、ダイビングキャッチで好捕
三塁ベースを回っていた牧原選手は驚愕の表情を浮かべた
これらのファインプレーは、村上投手が投球を立て直す手助けとなり、彼は徐々に良い状態に戻っていった
福原忍前阪神投手コーチは、「小幡と近本のファインプレーは特に大きかった
センター前への打球の判断は難しいですし、飛び込む勇気も必要です
それがあったからこそ村上も立ち直れました」とコメントした
村上投手は、８回に５安打を許すものの、１失点の好投を見せ、堂々たる１２３球を投げた
延長１０回では、中野選手が再び注目のプレーを見せる
先頭の野村選手の打球に対してダイビングキャッチを試みたが、残念ながら間一髪でセーフとなった
その後の打席でも代打・嶺井選手の打球をダイビングで捕球し、一塁でアウトを奪った
白熱する投手戦の中、及川投手が決勝点を許してしまったが、阪神の守備陣は今季リーグ最少失策の２６を記録し、そのパフォーマンスが光った
今回の敗戦で阪神は７勝９敗となり、交流戦での勝ち越しの機会を逃したが、救いは交流戦開始前よりも首位とのゲーム差を３・５に拡大させたことだ
福原氏は「今日の試合は本当に良い試合だった
試合には負けましたが、こういった試合を続けることでチームは必ず強くなれる」と語り、３連勝を逃した状況にもかかわらず、充実感を感じさせる内容であった
今回の試合は虎党にとって残念な結果に終わりましたが、特に守備陣の好プレーが光りました。選手たちの意識の高さが感じられ、今後の試合でもこのようなプレーを期待したいところです。逆境においても頑張る阪神の選手たちの姿には感動させられました。
キーワード解説
- ファインプレーとは？ 試合中の重要な局面で選手が見せる素晴らしい守備や技術を指します。
- ダイビングキャッチとは？ 選手が地面に身体を投げ出し、ボールを捕ることを言います。短い時間での判断と身体能力が求められます。
- 投手戦とは？ 両チームの投手が好投を見せ、得点が少ないまま試合が進行する戦いを意味します。
