この演奏活動は2018年から毎年行われており、今年で7回目を迎えました
球団の地域振興活動の一環として位置づけられており、初夏の恒例行事として多くの人々に親しまれています
習志野高校は、過去に2度夏の甲子園で優勝を心に刻んだ野球部だけでなく、その吹奏楽部も全国大会に頻繁に出場し、高い評価を得ています
特にこの吹奏楽部は「美爆音」と称される大音量で美しい音色を響かせ、高校野球の雰囲気を一層盛り上げる存在として知られています
応援演奏の内容
この日の演奏は、ヤクルトとの試合開始前に、グラウンドで行われたマーチングパフォーマンスからスタートしました演奏曲には「かもめが翔んだ日」が含まれ、さらにはマリーンズの頭文字「M」を模した人文字なども披露され、観客からは大きな拍手が送られました
試合中には、右翼スタンドからオリジナル応援曲の「レッツゴー習志野」とともに選手の応援歌が演奏され、管楽器の音圧とファンの声援が球場全体に広がりました
特に注目されたのは、この日3番打者として出場した同校OBの池田来翔選手の打席でした
高校時代の応援曲の「エル・クンバンチェロ」に支えられ、初回にはチーム初安打を記録し、最後にはサヨナラ勝ちに結びつく四球を選びました
後輩への感謝と未来への期待
試合前には後輩たちに挨拶をし、当時を振り返る池田選手は「この応援を(3年時に)マリンで聞いた時は特別だった」と感慨深い表情で語りました演奏を担当した竹沢優次顧問は「吹奏楽の醍醐味を体験できるように、豪華でダイナミックになるように心掛けた」と述べ、部長の木下育人さん(3年)は「一生の宝物になった
このロッテの応援を後輩たちにも伝えていきたい」と話しました
地域の高校が繰り広げる迫力ある応援は、満員のスタンドと選手たちのプレーを一層引き立てました
習志野高校の吹奏楽部による応援演奏は、地域住民とファンにとって大変重要なイベントになっています。毎年恒例となっているこの活動は、単なる応援に留まらず、学校と地域社会との関係性を強化する役割も果たしています。また、演奏を通じて後輩たちへの伝承も行われ、応援の楽しさを次世代へとつなげていくことが期待されます。
キーワード解説
- 吹奏楽部とは?吹奏楽部は、管楽器を中心とした楽器を演奏する部活動で、音楽を通じて演奏技術やチームワークを育みます。
- マーチングとは?マーチングは行進しながら演奏するスタイルで、特に行進中の隊列や振り付けが一体となったパフォーマンスが特徴です。
- 地域振興活動とは?地域振興活動は、地域経済や文化を活性化するための取り組みで、イベントやプロジェクトを通じて地域の魅力を発信します。

