この試合の1回表、1死一、三塁の好機で迎えた打席に立った郡司は、カウント1ボールから中日先発の高橋宏斗投手(22)が投じた152キロの直球を選び、一塁側へ“あえて”打球を転がした
高橋の投球は力強いものであったが、郡司の巧みなバッティング技術により打球は一塁へ向かった
中日の一塁手カリステは、打球処理に手間取ったため、ホームへの送球を諦め、三塁走者の矢沢が生還した
これにより、郡司自身も一塁にセーフとなり、結果として記録は一塁内野安打となった
試合後、郡司は「好投手が相手なので、何とか追加点をと思っていました
なんでもやります」と語り、自らのプレーに自信を持って取り組む姿勢を見せた
7月の移籍以降、古巣相手に恩返しを果たしたこの瞬間は、郡司の中日で過ごした日々や、彼の成長を改めて感じさせるものであった
日本ハムはこのセーフティースクイズによって初回からリードを奪い、試合を優位に進めていく
その後の展開にも期待がかかる
今回の郡司選手の巧みなプレーは、彼の成長と元チームへの感謝の気持ちを示すものでした。特に高橋選手相手に成功させたセーフティースクイズは、今後のチームの勝利に繋がる重要な一打となるでしょう。野球にはこうした小技が勝敗を分ける瞬間が多くあることが、改めて強調されました。
キーワード解説
- セーフティースクイズとは? :セーフティースクイズは、走者が生還することを目的としたプレイで、バッターがあえて一塁方向に小さく打つことで、走者が三塁からホームへ帰る機会を狙います。
- 高橋宏斗:高橋宏斗は中日ドラゴンズに所属する若手投手で、152キロの速球が特徴です。彼は今シーズン、チームのエースとして期待されています。
- カウント1ボール:カウント1ボールとは、バッターが投球を受けた際のボールとストライクの数を示し、1球目がストライクで、次の球がボールである状態を指します。

