この試合では、ロッテのドラフト5位として期待される広池康志郎投手（22歳＝東海大九州）がプロ初登板を果たした
広池投手は、小島が急性腰痛により登板を回避したため、急遽先発のチャンスを与えられた
初回は好調も、2回目に崩れる
初回、広池投手は最速153キロを計測した直球を武器に、見事な投球を見せて3者凡退に抑えたしかし、2回に入ると状況は一変した
先頭バッターの牧選手にスプリットを捉えられ、先制本塁打を許した
続く筒香選手にもカーブを打たれ、再びホームランを被弾
さらに戸柱選手には直球をはじかれ、まさかの3者連続本塁打を浴びてしまう
デビュー戦の洗礼と今後の課題
最終的に、広池投手は2回46球を投げて4安打3失点という結果で降板このデビュー戦を振り返り「1軍のレベルは全然違う」と苦い表情を浮かべたが、首脳陣からは一定の評価を受けた
吉井監督は「真っすぐが非常に良かった」と好評価を示しつつ、変化球の精度向上が必要であることを指摘した
今後の期待と再スタート
建山投手コーチも「ポテンシャルを見せてくれた」と期待感を示し、変化球を磨き次のチャンスに備えるよう助言広池投手は今後、再び2軍での登板を重ね、成長を遂げながら次の機会を待つことになる
広池投手のデビュー戦は期待されていただけに、洗礼を受けたとも言えます。しかし、1軍の厳しさを実感し、課題も浮き彫りになったことは成長のチャンスでもあります。首脳陣もそのポテンシャルを見込んでいるため、今後の努力に期待がかかります。
キーワード解説
- 初登板とは？ - 初めてプロの試合に出ることを指します。この経験は、選手にとって非常に重要な意味を持ちます。
- スプリットとは？ - ボールの握り方や投げ方に工夫を凝らし、落ちるように見える変化球です。バッターにとっては打ちづらい球種です。
- 本塁打とは？ - バッターがホームランを打つことを指し、得点が入る重要なプレイです。
- 変化球とは？ - スピードや軌道を変えることで、バッターを惑わす投球のことです。直球と組み合わせることで、投球の幅が広がります。
