6回を投げて3安打2失点という成績は決して悪くないものの、失点に絡んだ味方野手の連続失策が痛かった
ルーキー左腕は試合後、「いつも(野手には)守備でカバーしてもらっているので
そこを自分がカバーできなかったのが良くなかった」と自身のプレーを悔いた
不運の連鎖、致命的なミス
試合の転機は4回2死の場面で起こったこの場面で栗原が放った一、二塁間への打球に、二塁手の中野が追いつくもファンブルを犯してしまった
中野は今季70試合目の出場で初の失策となった
このミスは連鎖的に次の失策へと繋がり、三塁手のヘルナンデスが続く石塚の打球を落球してしまった
この間に進塁を許した栗原が二、三塁へ進むと、次の打者ダウンズに高めに浮いたカットボールを打たれ、先制の2点打を浴びることとなった
伊原の奮闘
それでも伊原は持ち前の制球力を発揮し、6回で7奪三振という成績を記録した交流戦の優勝チームを相手に存在感を示し、指揮を執る藤川監督も「十分じゃないですか」と評価した
自責点は0で防御率も1.08と順調に推移している
次戦への期待
試合後、伊原は「特別(三振は)狙ってはいない良いところは継続して、悪いところは反省して次につなげられるようにしたい」とコメントを残した
27日から再開されるリーグ戦でも、背番号18に寄せられる期待は大きい
阪神・伊原投手は、自身の好投にもかかわらず、連続した失策によって敗北を喫しました。チームメイトのエラーが、彼の成果に影を落とした形です。今後、どのようにチームが士気を高めていくのかにも注目です。
キーワード解説
- ルーキーとは?:プロスポーツにおいて、まだ試合に出てから1年未満の選手を指す。初めてのシーズンであるため、特に注目されやすい。
- 防御率とは?:投手の成績を示す指標であり、9イニングあたりに許した自責点の平均を表す。低いほど優秀とされる。
- カットボールとは?:投手が投げる変化球速報の一つで、直球に似ているが、横に切れる特性を持つ。打者にとっては非力なボールでも特徴的な動きをする。

