1点を追う七回に1死一、三塁の状況で、三塁走者の大山悠輔内野手(30)を代走・熊谷敬宥内野手(29)に代えたものの、坂本誠志郎捕手(31)が試みた意表を突くセーフティースクイズは捕手前に転がり、得点には至りませんでした
この試合での阪神は交流戦を8勝10敗で終えた形となり、総合的な成績としては負け越しとなりました
デイリースポーツの評論家、狩野恵輔氏は「通常のスクイズで勝負した方が良かったかもしれない」と指摘しています
これは、坂本選手が3ボールの状況からセーフティスクイズを仕掛けたことに対するものです
ベンチの意志が感じられた攻撃
この試合において、阪神の攻撃には「点を取りに行く」「この回は勝負」というベンチからの明確なメッセージが込められていました1点ビハインドの七回、先頭の大山が左前打を放ち、1死一、三塁の絶好のチャンスが訪れたのです
その際、阪神ベンチは三走の大山選手に代走を送り込む決断を下し、勝負に挑む姿勢を示しました
セーフティースクイズの結果
坂本選手が試みたセーフティースクイズは、意図とは裏腹に捕手前に転がってしまいましたこれにより、代走の熊谷選手は本塁に帰れず、チャンスを逃す結果に
「最低でも同点に追いつく」というベンチの意図が強く感じられた場面でもありました
高寺選手のバスターエンドランが光る
そんな中、無死一塁の場面で高寺選手が取ったバスターエンドランが注目されます初球で犠打を試みるもファウルに終わった後、続くボールを2球見送ったため、攻撃の流れが変わったと考えられます
この成功が、若手選手にとって自信に繋がったことでしょう
今後への期待
現在、リーグの順位では2位のDeNAと広島との間に3.5ゲーム差がある状況です今季の交流戦は8勝10敗と負け越したものの、この結果に悲観する必要はありません
リーグ戦は27日からヤクルトとの3連戦が待っており、そこからの勢いを期待したいところです
試合は阪神が勝利することはできませんでしたが、選手たちの気持ちは伝わってきました。特に代走の起用や戦術には、若手選手に対する期待やチームとしての挑戦意欲が感じられます。今後のリーグ戦でもこのような積極的な姿勢が続いてほしいものです。
キーワード解説
- セーフティスクイズとは?:強襲的に相手側の守備をかいくぐって得点を狙う戦法で、打者がバントを行い、走者が得点するチャンスを作るものです。
- バスターエンドランとは?:バッターが打つ準備をしながら走者がスタートを切る作戦で、守備を混乱させて得点を狙う方法です。

