大塚選手は、15日に幕を閉じた全日本大学野球選手権において、ドラフト1位候補として注目された創価大学の立石正広内野手が初戦で姿を消す中、2本塁打を放ち、その存在感をことさら強めています
大塚選手は大学日本代表に選出されるなど、今後が非常に楽しみな若手選手です
交流戦の最中に阪神のスカウト陣は大学生選手に熱い視線を送っており、あるスカウトは「良い選手が多かった」と全日本大学野球選手権を振り返りました
その中でも光を放ったのが大塚でした
具体的なプレー内容として、9日の青森大学との対戦では、初回に右翼席への先制2ランを含む3安打を記録し、さらに二盗を2回成功させるなど、攻守ともにパフォーマンスを発揮しました
阪神の平塚スカウトも「対応力があり、打席での内容も良い
守備に関しても一歩目の速さと正確さ、身のこなしも際立っている」と高評価を与えています
14日の福井工業大学戦でも右翼席へ2号ホームランを放ち、チームこそ敗れたものの、同大会での成績は4試合で16打数8安打、打率は・500に達しています
こうした活躍が評価され、侍ジャパンの大学日本代表に選ばれるなど、多方面での注目が集まっています
阪神の遊撃手は現在、固定できていない状態であり、開幕スタメンをつかんだ木浪が再調整中で、小幡選手が正遊撃手として起用されていますが、選手のコンディションに不安が残ります
近年、阪神は遊撃手の指名を積極的に行ってきましたが、左打ちの内野手の支配下指名は遠のいています
チームは各ポジションのバランスを重視しており、今秋には左打ちの即戦力内野手を獲得する可能性が高いと言われています
全日本大学野球選手権では、ドラフト1位候補の立石選手が姿を消す中、東北福祉大学の桜井頼之介投手や中京大学の秋山俊外野手なども評価を上げ、常勝軍団を目指す阪神にとって、中長期的な戦力の充実は欠かせません
ドラフト会議まで約4カ月が残され、チームは補強ポイントを押さえつつ、有望株の成長をチェックしていく方針です
大塚 瑠晏(おおつか・るあん)プロフィール
| 生年月日 | 2003年10月26日 |
|---|---|
| 年齢 | 21歳 |
| 出身地 | 栃木市 |
| 身長/体重 | 170cm / 74kg |
| 投打 | 右投げ左打ち |
| ポジション | 内野手 |
キーワード解説
- ドラフトとは?選手がプロ野球チームに指名されるためのイベントで、新たな才能が各チームに加入する機会になります。
- 内野手とは?野球において、塁の近くで守備を担当する選手で、主に一塁、二塁、三塁、遊撃のポジションに分かれます。
- 視察とは?スカウトが選手の実力やパフォーマンスを直接観察し、評価することを指します。

