特に交流戦においては12球団の中でトップとなる6本塁打を放っており、その活躍は阪神の首位を支える大きな要因となっている
昨季までの佐藤選手について、野球解説者の真中満氏は「ボール球に手を出して外のボール球を追いかけたり、低めのボールを振ったり、高めの選球眼に悪い部分があった」とし、選球眼の課題を指摘
このシーズンでは彼の「選球眼」が良くなり、打てるボールをしっかり見極めているとの評価を下した
選球眼とは、打者がどのボールを打つべきか判断する能力で、この能力の向上が彼の打撃成績に寄与していると分析している
また、真中氏は「若干泳ぎながら捉えている感じ」とも述べ、振り幅が短いことに言及した
これは振りのテンポやリズムが一定であることを意味し、打球がバックスクリーン方向に飛ぶ理由の一つである
その上で「パワーがあるので、あれでも十分にホームランになります」と、選手の内在するポテンシャルの高さについても触れた
トレーニングによって飛距離を伸ばすことは可能だが、体の使い方に関しては根本的な要素があり、急激に改善することは難しいとも説明
真中氏は「天性も大きい」と選手の持って生まれた才能が影響を与えている点を否定しなかった
佐藤選手の現在のペースは約40本塁打に相当するが、「例年波が若干あったりするので、どこまでこのペースで行けるか心配ではあります」とも述べ、今後の動向にも注目しているとのことだ
今回の佐藤選手の活躍は、彼自身の成長を物語っています。選球眼の向上は打者にとって非常に重要な要素で、今後もこの調子を維持できれば、さらなる成果が期待できるでしょう。真中氏の分析も納得できるものが多く、ファンとしては応援せざるを得ません。
キーワード解説
- 選球眼とは? 打者が打つべきボールを見極める能力で、選手の打撃成績に大きな影響を与える。
- バックスクリーンとは? 野球場の後方にある大きな掲示板のことで、打球が飛ぶ方向の一つとして知られる。
- トレーニングとは? 体力や技術を向上させるための運動や練習のこと。特に専門的な訓練が効果を生む。

